2023/08/09
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<今からはバルコニーよりもランドリールーム!>についてお話をします。
今日のお話は
バルコニーの無い家にしませんか?
と言うお話です。
私が
2階建て住宅の設計をしだした頃には
バルコニーが無いプランは
考えられなかったですね!
バルコニーの用途で
一番大きな役割が「洗濯物干しスペース」です。
下記パース図①の様な
持ち出しのバルコニーとか
下記パース図②の様に
バルコニーの下に
居室が有る場合やその中間などです。
個人的には
屋上のバルコニーの設計はしませんので
パース図面は有りません!(笑)
因みに
上記パース②の様に
バルコニーの下に居室が有るプランは
極力お勧めはしません。
何故ならば
バルコニーに何か不具合が発生した場合
バルコニー直下の居室に
雨水が浸入する確率が高いからです。
勿論
上記パース①の場合も
確立は少し低くなりますが
居室に雨漏りの不具合からは逃げられません!
この様な
雨漏りの危険性の事と
もう一つの理由は
断熱施工や気密施工が
バルコニーが有る事で複雑(面が増える)になり
断熱や気密の面が繫がり難くなる為
両性能を落としてしまう可能性が大きいからです。
この事から
今では極力バルコニーが無いプランを
考える様にしています!
下記平面図①は
洗濯物を干すスペースとして
洗面脱衣室に接続させた
ランドリールームを取り入れたプランです。
今日の纏めとして
今後
省エネ基準(断熱性能)が上がる事と同時に
気密性能を考えた住宅も増えて行きます。
であれば
雨漏りの不具合や
メンテナンスのやり易い
住宅の事も考えた場合には
バルコニーの無いドライルームが有る
住宅のプランの方がメリットが有りますね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
もし
「プラン思い込み図面チェック」の依頼が有れば
この辺もチェックして行きますよ!
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊