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基礎配筋検査でいつも気になる事は!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<基礎配筋検査でいつも気になる事は!>についてお話をします。

今日のお話は

新築住宅の

基礎配筋検査のお話です。

 

瑕疵保険法人の検査員で

新築住宅の工事中に検査にお伺いしますが

 

ホント何故

決まりきった施工をしないのだろうか?

 

基礎配筋検査では

鉄筋コンクリートの基本的な

鉄筋のあき寸法がNGになっている事が

多いですね!

 

まぁ

検査で鉄筋のあき寸法まで指摘するの

そんなにいないでしょうね!(笑)

 

参考の為に

①粗骨材の最大寸法の1.25倍以上

②25㎜以上

③鉄筋径(鉄筋直径)の1.5倍以上

上記の一番大きい値が鉄筋の最小あき寸法になります。

 

粗骨材(最大寸法20㎜)の計算として

 20×1.25=25㎜

 

D13の鉄筋で有れば

 13×1.5=19.5㎜

 

上記の計算結果

一般的な基礎鉄筋の最小あき寸法

25㎜以上必要という事が分かります。

 

更に詳しく言えば

鉄筋の間隔の計算式も有りますが

 

下記資料①の間隔から

39㎜ー13㎜=26㎜

鉄筋径13㎜を引くと26㎜になり

 

あき寸法計算とほぼ同じと考えて

大して支障は無いと考えています。

 

木造住宅の2階建てベタ基礎の場合は

鉄筋のあき寸法を25㎜以上有ればOKと考えています。

 

実際の検査の時には

私の親指幅が23㎜なので

それを目安にしています。(笑)

 

下記資料①は

鉄筋間隔・あきの最小値早見表になります。

 

【資料①】

 

 

更に気になる部分は

ベタ基礎ベース筋の被り厚さ足らずです!

 

ベタ基礎の殆どが

ベタ基礎スラブ(底盤)下側に

捨てコンを打っていません。

 

なので

下記写真①の様に

被り厚さ60㎜が確保されていません。

サイコロスペーサーは60㎜になっていますが

捨てコンを打っていないので沈んでいる事が多いです!

 

【写真①】

 

 

下記写真②の実際の工事では

作業員が鉄筋の上を歩きながら生コン打ちをしますので

60㎜の被りが確保されている事は疑わしいです!

 

【写真②】

 

 

 

基礎配筋検査で

再確認として思う事として

下記写真③を見て下さい。

 

【写真③】

 

 

上記写真③を見ると

ベース下の防湿フィルム

 

地盤からの湿気が

水滴になっているのが分かります!

 

既存住宅で

布基礎住宅の床下に入っての調査する時に

 

床下の湿度が

高い原因が良く分かりますね!

 

この事から

床下の湿気対策として

低コストで出来る

床下に防湿フィルムを敷いた上に

乾いた砂を被せる方法が

有効という事も実感して分かりますね!

 

 

今日の纏めとして

基礎配筋検査

当社の新築各工程検査に有りますので

 

基礎工事が気になる方は

依頼して下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く

詳細な住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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