2023/08/20
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<発泡ウレタン吹付断熱材はお勧め出来ません!>についてお話をします。
今日のお話は
発泡ウレタン吹付断熱材のお話です。
インスペクターとしては
発泡ウレタン吹付断熱材の使用はお勧めしません。
何故ならば
下記写真①~③の様に
断熱欠損の不具合だらけなのです。
新築各工程検査の
「断熱材充填検査」において
まぁこの位はOKかな?っていう判断が
正確に出来ません。
上記写真②、③の様に
断熱材の厚さ足らずをチェックする箇所が
山ほど有りますし
その個所を
報告書に一つ一つ記載して行きますので
もううんざりしてきます! (笑)
報告書に
断熱欠損の不具合箇所を記載しますが
果たして
依頼者が工務店に補修する様に話をしているのか?
その後の
補修結果報告は
多くの不具合箇所が有る
建物の場合は一度も有りませんね!
昨年の8月15日のブログで
<現場発泡ウレタン吹付断熱工法はNG?>には
https://www.yandykensa.com/blog/14754
発泡ウレタン吹付断熱材の
表面部分をカットするスキンカットは
表面の防湿層を
カットする事で防湿性能が
落ちるからNGとしていましたが
メーカーの試験結果では
ほどんど性能は落ちないとの事。
であれば
多めに吹いてからスキンカットをすれば
上記写真の様な断熱欠損は無くなると思います。
がしかし
スキンカットした表面に
カビが発生する可能性は否定していませんので
室内側に
防湿シート(気密シート)張りは
必須施工と考えます。
今日の纏めとして
やはりインスペクターとしては
発泡ウレタン吹付断熱材はお勧めしません!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊