2023/08/21
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<不具合事象から不同沈下の有無が分かる?>についてお話をします。
今日のお話は
不同沈下の可能性が大きいお話です。
2000年以前に建てられた既存住宅が
もし下記写真①~③の事象が確認されたら
要注意ですよ!
下記写真①は
掃出しサッシの建てりの不具合で
上部の方がすき間が開いています。
この場合に考えられる事は
柱(建物)が右側に傾いているか?
または
床(建物)が左側に下がっているか?
のどちらかです。
ただし
建てり調整の不具合かもしれませんが
ここ迄の開き方は考えられません。
下記写真②は
壁クロスにひび割れが入っている写真です。
この場合は
壁クロスだけでは無くて
PB下地の継手部分が開いています。
考えられる事は
地震などによって壁が揺られた結果が
この様な不具合になったと考えられます。
この様な不具合事象は
あちらこちらで発生していると思いますので
その他の箇所も確認して見て下さい。
下記写真③は
襖の上部が中鴨居に当たって締まりません。
丁番が緩んでいる時にも
同じ様な事象になる事が有ります。
丁番が緩んでいなかった場合は
柱が左側に傾いているか?
または
床が右側に下がっている場合のどちらかです。
上記写真①~③の
不具合事象が有る場合は
必ず
床・壁の詳細傾斜計測を実施して
実際の傾きがどうなっているのか?
その傾斜の原因は?までを
確認しておきましょう!
買取再販業者が
リフォームしている場合は
上記写真②、③の不具合事象は
綺麗に隠しているでしょうね!
敢えて
綺麗に隠していると言ったのは
その不具合を根本から補修せずに
見た目だけを補修していますから要注意ですよ!
今日の纏めとして
上記写真①の不具合事象は
買取再販物件では
目いっぱい
建てり調整をしていると思いますが
それでもすき間が有る場合は
建物全体が不同沈下している可能性が大きいので
契約する前に
必ず「住宅診断」を依頼して
床・壁の詳細な傾斜計測を
実施して貰いましょう!
詳細傾斜計測を実施すれば
ほぼ不具合の原因は分かるので
その建物の
購入判断にして下さいね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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