2023/08/22
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<車庫天井裏の見えない箇所は要注意ですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
1階に車庫が有るプランのお話です。
新築分譲住宅を
見学に行かれた場合は
今からお話する事を
よく確認して見て下さいね!
ここでのお話の前提として
車庫の上に居室が有る場合のお話です。
下記写真①、②は
赤丸部分が不具合事象になります。
何故
不具合事象なのかを簡単に説明します。
この車庫の天井裏は
外気に接する空間ですので
基本的に
外部と同じ条件になります。
という事は
赤丸部分の壁は外壁と考えます。
で考えた場合
外壁の透湿防水シートの張り方が
途中で終わっているという事になりますよね!
上記写真①の
この建物の場合は
外気に接する床の断熱材の
設置の仕方もNGになります。
NGの理由は
このブログに記載していますので
ここでは省きます。
上記写真②は
少し見にくいですが
上記写真①と同じく
透湿防水シートの張り方が寸足らずで
壁断熱材も一部キチンと入っていません!
住宅診断で
この様な不具合を発見出来るのは
車庫の上に
キッチンなどの水廻りが有る場合の
給排水配管の点検用として
車庫の天井に
点検口を設置している場合だけです。
下記写真③は
外部防水下地検査を実施した建物の写真です。
この様に
透湿防水シートを
梁までキチンと張って有ればOKなのですが
何故か
上記写真①、②の様な
不具合事象の建物が大変多いですね!
今日の纏めとして
新築分譲住宅の場合
上記写真③の様な工程の現場を
見る機会は少ないと思います。
なので
契約をする前に
車庫の天井に点検口が有れば
自分の覗いて見るか?
又は
住宅診断を実施して
確認して貰う事をお勧めします。
点検口が無かった場合は
確認出来ませんので
新築分譲住宅を
建てた工務店に確認して下さいね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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