2023/08/25
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<何故、床下にカビが発生するのか?>についてお話をします。
今日のお話は
床下に何故カビが発生するのか?
のお話をします。
床下に
カビが発生する原因は色々と考えられます。
カビが発生する原因は
湿気が多い事が挙げられます。
下記写真①は
ベタ基礎底盤の下地に
防湿フィルムを張っている写真です。
見ての通り
防湿フィルムの地盤側に
水滴がいっぱい付いています。
築年数が
2000年以前の建物で有れば
基礎がベタ基礎では無くて
布基礎で施工されている家が
多かったと思います。
布基礎で
床下直下の地盤が土の場合
上記写真①の様に
地盤から床下に
地中の湿気が上がって来る事から
下記写真②の様に
床下下地合板にカビが発生する原因が
ある程度ご理解できると思います。
上記写真②の場合は
地盤からの湿気が大きな要因ですが
それプラス何かがが無ければ
ここ迄のカビは発生しないと思われます。
プラス何かとは
床下換気口が
何かの理由で塞がっている場合や
床下地盤面の高さが
外部の設計着盤面よりも
10cmも15cmも
低ければというプラスアルファです。
では
築年数が1,2年という
極浅い築年数でも
カビが発生する場合が有ります。
発生個所は
床板の土台や大引きの構造材です。
下記写真③が
その写真です。
この写真は
大引きにカビが発生していた
一番分かり易い写真です。
カビでも
色々な種類のカビを確認しています。
下記写真④は
白カビかな?
基礎に
雨水が溜まっていたのでしょうね!
床下断熱材を見れば
一目瞭然ですね!
グラスウール断熱材が
湿気を含んで垂れ下がっています。
後は
黒(青)カビの場合も有ります。
原因は
ごく単純と言うか
工務店などは
絶対に認めたがらない原因です。
分かり易く極端な例で説明すると
床下の基礎が
まだ濡れている状態とか
雨水が溜まっている状態で
1階の床を張って
床下を囲ってしまう事です。
つまり
工務店の品質管理が出来ていないという事です。
工務店の施工レベルが低いという事です。
今日の纏めとして
工務店の施工レベルや
品質管理が良く出来ていない工務店は
得てして
上記写真の様な
カビが発生している可能性が有ります。
出来る事であれば
契約をする前に
「住宅診断」を実施して
床下を良くチェックして貰いましょう!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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