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既存住宅の不同沈下は瑕疵保険が降りる?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<既存住宅の不同沈下は瑕疵保険が降りる?>についてお話をします。

今日のお話は

NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会の

中国・四国部会の勉強会のお話です。

 

今回の勉強会では

瑕疵保険法人JIOの方を呼んで

講演をお願いしました。

 

メインテーマとして

①事故の発生状況

②既存住宅の事故の傾向(事故の多いベスト10)

③瑕疵保険検査時の指摘事例

 

以上3項目で

勉強会の講師をして頂きました。

 

私としては

凄く興味津々

 

事前に

下記5項目の質問内容を提出していました。

 

室内壁のカビの原因が明らかに雨漏りとは限定されず

 壁体内結露の可能性が有っても

 瑕疵保険が降りるようですが

 この基準を教えて貰いたい。

 

新築住宅の瑕疵保険の場合は

 建物の不同沈下には保険が降りるそうですが

 既存住宅の瑕疵保険には

 不同沈下のに対して保険が

 何故降りないのでしょうか?

 

新築瑕疵保険と既存住宅瑕疵保険の

 それぞれの事故の割合と保険金が支払われた

 割合のデータを教えて下さい。

 両方合わせたデータはあるのですが

 何故それぞれ個別のデータは無いのですか?

 

建物状況調査のデータで

 既存住宅瑕疵保険の調査結果に代用出来ますが

 ある物件で

 2階バルコニー時掃出しサッシ下と

 FRP防水立上りとの取合い部分に

 防水処理がされていない建物が有りましたが

 それでも瑕疵保険に加入出来ています。

 この取合いの防水処理未済が

 雨漏りの原因だった場合は保険が降りるのでしょうか?

 

新築瑕疵保険施工基準では

 外壁通気構法が謳われていますが

 特に外壁通気構法の通気の出口金物が無くても(外壁通気構法が未完結)

 検査に合格します。

 何故

 完了検査時に未完結を指摘しないのでしょうか?

 瑕疵保険対象が

 防水と構造だけしか無いから指摘しないのであれば

 設計施工要領から削除すべきと思いますが如何でしょうか?

 

さてさて

この5つの質問に答えてくれるかどうか?

それが楽しみで出席したのです。

 

【勉強会会場】

 

 

結果として

5つの質問に対して

 

の回答としては

壁体内結露が本当の原因で有ったとしても

部分的に漏水個所の可能性が有れば

保険は降りるとの事。

ただし

現況を見て見ないと

一概には答えられないとの事。

 

②の回答としては

不同沈下と言う文言では保険が降りないが

床の傾きが相当ある場合や

基礎のひび割れ5/1000以上の場合は

保険が降りるとの事。

 

③の回答としては

ハッキリした回答は出ませんでした。

 

④の回答としては

JIOの場合は

既存住宅瑕疵保険の調査結果に代用は出来ないとの事。

瑕疵保険法人の違いかも知れませんとの事。

 

⑤の回答としては

瑕疵保険の場合は

完了検査は行われていないので・・・・

私が欲しかった回答は出て来ませんでした。

 

 

今日の纏めとして

質問②の回答で

不同沈下と言う文言を使用しなければ

床の傾きは保険が適用されるとの事でしたが

 

床の傾きが

6/1000以上と言う決まった数値ではないとの事。

 

あくまでも

JIOの判断基準との事のです。 ☞ 何かハッキリとしない!(笑)

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

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設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

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住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く

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ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

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ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

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住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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