Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

床下断熱材にはグラスウールはNGですよ?

今回は、<床下断熱材にはグラスウールはNGですよ?>についてお話をします。

今日のお話は

床下断熱材にグラスウール

採用した場合の欠点のお話です。

 

以前のブログにも

床断熱材にグラスウールを使用する事は

止めませんか?って書いています。

 

理由は

何かの原因でグラスウールが湿気を吸った場合

 

グラスウールの断熱材自身が

ダレて腹ボテになってしまうからです。

 

腹ボテになっているという事は

厚床合板との取合いに

すき間が開いているという事になります。

 

このすき間

私見ですが曲者になります。

 

厚床合板と断熱材の間のすき間

床下外気が入り込み易くなり

 

外気が直接

厚床合板に触れるという事になります。

 

これが結露の原因になります。

 

例えば

冬期に室内は暖かくしていると思います。

 

暖かい床の下地(厚床合板)に

外気の冷たい空気が接すれば

 

ここで結露が発生します。

 

この結露が直接の原因では無くても

 

そこに

空間(すき間)が有れば

 

今度は

夏期の湿気が多い時期に

カビが発生してしまう可能性は

十分考えられます。

 

下記写真①は

和室の床下断熱材の写真です。

 

見ての通り

湿気を吸ってダレてしまっています。

 

4枚の写真をよく見て下さい!

断熱材がダレて

キソパッキンを塞いでしまっています。

 

【写真①】

 

 

上記写真①の

室内側は和室ですが

 

タタミに

カビが発生する不具合事象が起きていました。

 

床下の空気が十分に

循環しなかった可能性が考えられます。

 

そもそも何故

この様に断熱材が湿気を吸って

ダレるのでしょうか?

 

その原因も

何回も以前のブログにも書いていますが

 

土台敷前後の工程の何処かで雨が降り

その雨に濡れたベタ基礎が乾かない内に

 

床に断熱材を設置して

厚床合板で塞いだ事が原因です。

 

ベタ基礎に

乾かずに溜まっていた雨水による湿気が

時間の経過と共に

グラスウール断熱材が湿気を含んでしまい

 

その結果

グラスウール断熱材がダレてしまうのです。

 

 

今日の纏めとして

7月末頃に上棟した建物は

 

土台敷き前後の工程で

雨天に遭遇している可能性が考えられます。

 

新築分譲住宅を購入する前に

梅雨時に建てられた事が分かっていれば

 

必ず契約前に

住宅診断を依頼して

床下の状況をチェックしておきませんか?

 

床下にカビが発生している建物は

カビを完全に退治する事は難しいですよ!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

距離8.6km 11397歩

トータル56日目

距離425.8km 574367歩