2023/09/17
今回は、<分譲住宅でも構造区画・直下率は必須項目!>についてお話をします。
今日のお話は
9月11日のブログと同じ敷地で
天空率を使用したプラン作成のお話です。
3階建ての
新築分譲住宅のプランで
今回のプランは敷地が狭く
ほぼ正方形で前面道路も2方向4m幅。
普通の道路斜線では
依頼者に沿った
4LDKのプランにはなりませんでしたので
道路斜線制限を
天空率を利用して斜線制限を緩和した
プランを作成して見ました。
天空率と言っても
分譲住宅のプランを考える設計事務所は
殆どと言っていい程やりたがりません。
何故ならば
提案プランで天空率計算をするのは
まだ
プランが決定していない為
プランが変更する度に
天空率計算を遣り替えなくてはなりません。
なので
極力天空率を避けるプランを考えます。
まぁ
前面道路が一方向だけならば
サービスでされる設計事務所もいるのかな?
話をプランの方に戻して
下記図面①を見て下さい。
上記図面①の
赤丸で矢印をしている
箱型の自在棚の壁部分です。
図面上で
自在棚の下の壁ラインの右側柱は
3階の壁を受けている梁を支える柱が必要です。
その柱の下に
1階の柱が有りますので
柱の直下率はクリアさせています。
つまり
全体の構造区画も考えた最重要な柱になります。
その柱1本だけを
ポツンと建てると違和感が有りますので
箱型にして自在棚にしています。
下記図面②が
内観パースですが
棚方向からのパースは
バランスが悪かったので裏側方向からのパースです。
まぁ
自在棚の上側の壁は無い方が良かったかな?
今日の纏めとして
新築分譲住宅でも
やはり
構造区画と直下率は検討しておきましょうね!
注文住宅の場合は
構造区画と直下率は必須項目ですからね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。