2023/09/27
今回は、<バルコニーと外壁の取合い部分が雨漏り原因?>についてお話をします。
今日のお話は
電話相談で多い雨漏り事象の原因のお話です。
今からお話する雨漏りの原因は
案外多いかも知れませんね!
電話相談の
雨漏り事象の症状は
バルコニーが有る側の室内の壁又は天井から雨漏りです。
私達は
この雨漏り事象の原因箇所を
写真を見ただけでも想像は付くのですが
多くの工務店は
施工(納まり)等を職人任せにしているので
何処から
漏水しているのかが分からないようです。
なので
時には外壁と室内側の壁を剥いで
外からホースで
散水検査なんかをされる工務店もいます。
例えば
バルコニー笠木と外壁との
取合い部分の防水下地を
下記資料①の様に
キチンと標準化していて
職人にも施工を徹底させていれば
この場所からの雨漏りは有り得ないですね!
工務店で
防水下地の納まりを標準化していなければ
下記写真①の様に
トンチンカンな納まりをしている工務店もいます。
もし上記写真①のまま
外壁を仕上げたとしても
直ぐには
雨漏りが壁体内に浸入する事は稀なので
ある年数の間は不具合は発生しないでしょう!
しかし
外壁のシーリングが劣化する10年近く経過すると
シーリングは
どうしても紫外線などで劣化してしまい
下記写真②の様に
シーリング材は切れてしまう事が有ります。
この写真の程度であれば
まだここから雨水は浸入しないでしょうが
もう少しすき間が開けば
バンバンに雨水が入って来ます。
しかし
例えここから雨水が浸入したとしても
上記資料①の防水施工をしていれば
ここから
室内に雨水が浸入する事は考えられません。
まぁ
築年数が10年も経たずに雨漏りがした場合は
防水下地の施工に
人為的な欠陥が有ったと言っても過言では有りませんね!
今日の纏めとして
今回の雨漏り原因は
新築の引渡し前に住宅診断を実施したとしても
外壁が仕上がっているので
下地を確認する事までは出来ません。
新築分譲住宅の場合は
この部分の施工の良し悪しは
運任せになりますが
注文住宅の場合は
新築各工程検査でチェック出来ますので
是非
外部防水下地検査を依頼して下さいね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離8.7km 11749歩
トータル
距離101.2km 138313歩