2023/10/15
今回は、<耐震性能を考える上で直下率チェックは必須!>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅の耐震性能のお話をします。
下記資料①は
今回プランをした新築分譲住宅の
耐力壁と柱の直下率を計算した資料です。
この直下率の重要性が知れ渡ったのは
平成28年(2016年)に発生した熊本地震の
被害を検証した事からです。
絶対に倒壊しないと思われていた
耐震等級2の住宅が倒壊した事で
倒壊した原因を専門家が調査した結果
直下率の低さが
大きな原因の一つと見解が出されたのです。
倒壊した住宅の
耐力壁の直下率が17.8%(適正直下率50%以上)
柱の直下率が47.5%(適正直下率60%以上)だったのです。
この
直下率の検証が発表されてから
この適正直下率を
Y&Y設計事務所も
この数値(適正直下率)を基準にしています。
この適正直下率として
※耐力壁の直下率が50%以上
※柱の直下率が60%以上は
必須と考えています。
上記資料①は
今回確認申請を提出するプランで
耐力壁の直下率が68.75%
柱の直下率が66.67%になっています。
本当は
構造区画もキチンと考えれば良いのですが
最大スパンを4Pに押さえている事と
総2階という事で
今回のプランは良しと考えています。
今日の纏めとして
たまたまプランの打合せで
下記写真①の
直下率や構造区画を
全然考えていない工務店が話題に上って
やはり
この工務店の評判は
大変宜しく無い事を再確認しました。
注文住宅を計画している人は
直下率や構造区画などの耐震性能には要注意ですよ!
必ず担当営業に
直下率は何%かを確認しましょう!
即答が無い場合は
直下率を軽視している工務店なので
要注意ですよ!
という事で
今日のお話は如何でしたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離8.3km 11008歩
トータル35日目
距離235.2km 318930歩