2023/11/15
今回は、<外壁通気構法に前向きな工務店として!>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅を着工する前に
外壁通気金物や小屋裏換気金物の
仕様決めしたお話です。
今回初めて
確認申請業務をさせて頂いた
売主側の現場監督と外壁サイディング業者が
外壁通気金物など仕様決めに
私に出席して欲しいという事で
参加させて頂きました。
その工務店の標準仕様として
外壁通気金物と小屋裏換気金物・軒裏換気金物
そして
バルコニー手摺笠木部分の通気金物を決めました。
準防火地域の3階建ての建物の場合は
準耐火構造の仕様になりますので要注意です。
外壁は
準耐火仕様の(QF045BE-9226)の同等品で
軒ゼロタイプの軒裏換気材は
QF045RS-0204の45分準耐火構造認定品なので
商品メーカー品番は決まっていますが
問題は
玄関ポーチ天井仕上げなど軒裏は
準耐火仕様の(QF045RS-9122)の同等品です。
この認定番号は
ニチハの軒天14(14ミリ厚のパルプ繊維混入セメント板)で
この商品を使用する場合は
外壁通気金物には
軒天厚さ14ミリがセットできる
45分準耐火構造認定品の通気見切り(軒天金物)を
決めなくてはなりません。
45分準耐火構造認定番号で言えば
(QF045RS-0354)の商品が有ります。
この
45分準耐火構造認定番号は
メーカーが
商品それぞれ認定を取得していますので
もし
軒天材を12㎜で
45準耐火仕様を取得している
軒天換気材を使用する場合は
軒天厚さ12㎜で
準耐火仕様の軒天を使用しなくてはなりません。
この辺は
各工務店の予算によって変わって来ます。
どちらにしても
45分準耐火構造の商品をセットで使用する事が必須です。
2階建て木造住宅で
準防火地域ではない場合は
外壁通気金物の仕様を決める時に
注意しないといけない事は
外壁通気金物が
商品によっては水平部分だけが使用可能で
妻側等の
斜めになっている箇所に使用する事が
NGになっている商品が有りますので要注意です!
この事だけは
特に注意して決めて下さいね!と伝えました。
今回の場合
外壁業者との意見が纏まらなかった事は
下記資料①に記載されている
サイディング裏張りの件です。
この件に関しては
予算的な事が絡んでいたので
後日の宿題になりました。
果たして
どの様な結果になるでしょうか?
今日の纏めとして
今回の工務店は
前向きに外壁通気金物等に関して
取り組んで頂きましたので
残された宿題も
問題無くクリアして頂けるものと考えています。
という事で
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.9km 12771歩
トータル65日目
距離503.9km 678095歩