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簡易な計算式には大きな安全率が含まれます!

今回は、<簡易な計算式には大きな安全率が含まれます!>についてお話をします。

今日のお話は

そう簡単に楽な方法は無い!というお話です。

 

 

省エネ計算で必要な

一次エネルギー消費量計算結果(住宅版)で

お話をしてみます!

 

来年2024年から

基本的な話として

住宅ローン減税を受ける為には

 

最低でも

断熱等級4等級以上かつ

建築物エネルギー消費性能基準を

クリアする事が必要になります。

 

ただし

2025年省エネ基準が義務化になる迄の

期限付き暫定処置です。

 

考え出されたのが?

下記資料①の

外皮性能の評価方法で

当該住戸の外皮面積を用いず外皮性能を評する(ここで計算)という

 

ホント安易な

一次エネルギー消費計算が追加されました。(笑)

 

本来であれば

慣れない建築士には訳の分からない

建物の外皮計算を実施して

 

下記の様に

6地域の場合であれば

下記基準値以下にしなくてはなりません。

 

外皮平均熱貫流率UA値0.87以下

冷房期の平均日射取得率ηACが2.8以下

 

【資料①】

 

 

上記資料①の場合は

各部位の断熱材の熱貫流率などを入れるだけで

外皮平均熱貫流率(UA値)と

冷房期の平均日射取得率(ηAC)が算出されます。

 

今回は

実に簡単に数値が出たと一瞬喜んで

念の為にチェックをしていました。

 

案の定

落とし穴が有りました。(笑)

 

その他床の熱貫流率の数値が

外気に接する床部分の数値を入れた為

 

赤丸で囲っている温度差係数:0.7は

1.0にしなくてはなりませんでした。

 

この数値を入れ替えて計算したら

外皮平均熱貫流率が

UA値0.90になってアウト! ☞ ショック!(笑)

 

これは

楽勝だと思っていたのですが・・・・。

 

結局は時間がかかる

外皮計算を実施しなくてはなりませんでした。

 

気を取り直して

外皮計算をした結果

外皮平均熱貫流率UA値0.72

冷房期の平均日射取得率(ηAC)が1.6でクリアできました。

 

取り敢えずは余裕でOK!

 

 

今日の纏めとして

この数値の違いを見ても分かる様に

外皮性能の評価方法で

外皮面積を用いず外皮性能を評する(ここで計算)というのは

 

相当余裕(安全率)を含ませている

計算方法という事が分かりましたね!

 

という事で

今日は設計業務の

省エネ計算のお話になりましたが

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

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少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

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住宅の設計相談もOKですよ!

 

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今回は、これで終わります。

 

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