2023/12/08
今回は、<小屋裏・階間天井裏のチェック箇所②として!>についてお話をします。
今日のお話は前回に続き
新築分譲住宅を購入される方は
必ず小屋裏及び階間の天井裏を
チェックして欲しいお話です。
下記写真①を見て下さい。
小屋裏換気の棟換気部分の
開口の開け方の不具合写真です。
上記写真①の不具合の顛末は
想像でしか言えないのですが
一般的に上棟時に
野地板を貼り終えた時点で
大工が棟換気用の開口を開けます。
それをせずに
屋根屋が
屋根のルーフィングを貼る時に
棟換気用の開口を開けるのだろうと
勝手なのか指示が有ったのか分かりませんが
大工が開けなかった事が原因です。
屋根屋の方は
棟換気口用の開口が開いていなくても
現場監督からの指示が無ければ
別に何も考えずに
ルーフィングを張ってしまいます。
いざ
屋根材(棟瓦)を仕上げる時に
この屋根形状であれば
棟換気がいる(必要)と違うか?
って職人が気付いて
現場監督に確認したら
やはり
棟換気を付ける必要が有る事が分かり
慌てて電動ドリルで
形だけの開口を開けたのではないでしょうか?
上記写真①を見ても
電動ドリルで何箇所か穴を開けていますが
本来であれば
下記写真②の様に
丸鋸で
開口していなくてはなりません。
上記写真①の
電動ドリルで穴を開けた方は
棟換気の役割をなしていないと思いますので
外気との温度差によっては
野地板に結露が発生する可能性が
大変大きいと考えられます。
実際に
小屋裏に入って
棟換気部分を調査した時に
上記写真②の様に
外部の光が入る様な事が
殆ど有りませんので
判断材料としては
棟換気部分に丸鋸で開口して有れば
問題無しを考えます。
次に
階間階の天井裏では
と言ってもユニットバスの天井裏くらいにしか
確認する事が出来ません。
それだけでも
確認調査する事は必須です。
何を調査するかと言うと
ユニットバス天井裏天井換気扇の
換気ダクトの接続部分のチェックです。
下記写真③は
新築注文住宅の
住宅診断を実施した時の写真です。
天井換気扇ダクトの両端部が
キチンと接続がされていません!
注文住宅であっても
上記写真③の様に
施工未済が発見されます。
もし
住宅診断を実施していなかったら
恐らく
ユニットバスの天井点検口を
開ける事は無いでしょうから
この不具合の場合であったら
ユニットバス天井裏が
カビだらけになっていたでしょうね!(笑)
今日の纏めとして
小屋裏の棟換気のチェックは
小屋裏に入らないと確認は難しいので
せめて
ユニットバス天井裏の点検口は
自分で開けてチェックして見ましょう!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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