2023/12/09
今回は、<車庫天井裏の外気に接する床断熱材は要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
前回に続いて天井裏のお話です。
天井裏と言っても
2階床下に車庫が有る車庫の天井裏です。
車庫が有る新築分譲住宅では
3階建て住宅が殆どですね!
車庫の天井に天井点検口が設置している
新築分譲住宅を検査して
今迄問題が無かった建物は
残念ながら一軒も有りません!
2階床下に車庫が有る場合は
2階床下は「外気に接する床」として
断熱材を
2階床直下に設置しなければなりません。
先ず最初に
その床直下に設置する
断熱材の不具合写真をお見せします。
下記写真①は
2階床下直下の断熱材に
壁用のグラスウール断熱材を
タッカーで直接床合板に打付けています。
壁用のグラスウール断熱材は
そもそも袋の耳部分を
間柱等の見付部分に取り付ける事で
断熱材の厚さを
均一に設置できる様になっています。
それを
間柱等に相当するものが無いので
直接床合板に
直接タッカーで留めていますので
写真に様に波を打った様になっています。
これでは
床下断熱材の性能が台無しですね!
下記写真②は
車庫天井裏から見て
室内側の壁の外部が見えています。
壁側の
グラスウール断熱材が見えていますので
これは完全にNG施工です!
外壁透湿防水シートが
途中までしか貼っていませんし
床下のグラスウール断熱材も
上記写真①と同じでNG施工です。
下記写真③の様に
車庫天井に点検口が有れば
必ずチェックして下さい!
上記写真①、②の様な施工不良は
売主側は絶対と言う程
直さないでしょうね!
何たって
費用が掛かり過ぎますからね!
今日の纏めとして
2階床下に車庫が有る場合は
必ずチェックしましょう!
車庫天井点検口が無い場合は
上記写真①、②と同じ様な
不具合が有っても確認出来ません。
なので
必ず車庫天井に
点検口を設置して貰いましょう!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
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