2023/12/14
今回は、<基礎ベース筋かぶり厚さ確保には要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
前回のブログ繋がりで基礎のお話です。
新築各工程検査の中の「基礎配筋検査」で
重点を置いている箇所は
基礎鉄筋のかぶり厚です。
下記図面①を見て下さい。
かぶり厚さを説明する為の図面です。
上記図面①に記載している
「かぶり厚60㎜」の2箇所が要チェック箇所で
特にベース部分のかぶり厚さです。
新築住宅の殆どの現場では
捨てコンを建物の外周廻りにしか打設していません。
この事が原因で
下記写真①の様に不具合が起きてしまいます。
写真が見難いのですが
かぶり厚さ50㎜で規定の60㎜をクリアしていません。
不具合の原因は
砕石の転圧不備による事と
捨てコンを打設しない様になったからです。
配筋検査時に指摘しても
その場で簡単に直せますが
実際に下記写真②の様に
コンクリートを打設し始めたら
かぶり厚さを確保するためのサイコロは
砕石にめり込んでしまうでしょうね!
注文住宅を依頼されている方は
基礎の中央部分にも捨てコンを
打設して貰う様に依頼して下さいね!
コストが上がると言われたら
せめて下記資料①の
サイコロ用プレート100×100を
サイコロの下に設置する様に依頼しませんか?
もう一つの
基礎立上り部分の地中に埋設する部分の
かぶり厚さ60㎜の件ですが
下記写真③の様に
かぶり厚さ60㎜の
スペーサー(プラドーナッツ)を
設置していれば安心ですね!
今日の纏めとして
基礎配筋検査を実施していて
いつも必ずチェックする箇所で
重要な箇所を説明しました。
この箇所の不具合は後を絶ちません!
注文住宅を建てられる方は
第三者のインスペクターに依頼して
検査をして貰う事をお勧めします!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.2km 11823歩
トータル94日目
距離795.1km 1058891歩