2023/12/19
今回は、<敷地の跳ね出し床板には要注意として!>についてお話をします。
今日のお話は
敷地の安全性のお話です。
今から注文住宅を考えて
色々と土地を物色している方は
今からお話する
敷地には要注意して下さい!
下記写真①~③の様な跳ね出しが有る敷地は
古い団地内でよく見られます。
下記写真①は
跳ね出し床板を
コンクリート支柱で支えている写真です。
下記写真②は
跳ね出し床板を
コンクリート壁で支えています。
下記写真③は
跳ね出し床板だけの場合も有ります。
この3パーターンの跳ね出しで
最悪なのが上記写真③です。
この状況を見ただけで
跳ね出し床板を施工する前に
敷地の安全性を前提として
構造計算を実施していない事が
明らかだと考えられますから。
何故ならば
この跳ね出し床板を支えているのは
石積み擁壁以外に考えられません。
そもそも
団地造成をする場合は
この様な跳ね出し床板を
石積みの上に載せる事は想定していません。
上記写真②、③の場合は
もしかしたら
構造計算を実施して
施工している可能性が有りますが
問題は
構造計算を実施していても
この跳ね出し床板工事を
事前に
役所に申請して
許可を取っているか否かが重要です。
また
構造計算書が存在しても
今から確認申請を
提出する設計事務所が
その構造計算から敷地の安全性を
チェックしなければなりません。
例え建築士が
構造計算がチェック出来たとしても
現状基準に
適合していなければ
役所の許可が降りませんので
結果的に
無駄な出費及び時間を
費やすだけに終わります!
どちらにしても
敷地の安全性の考えた場合
石積みに直接
構造物を施工している事自体
役所は許可を出さないですね!
今日の纏めとして
自宅を建てる為に敷地を物色していて
一見敷地が広く見える
上記写真①~③の様な敷地は
必ずと言って
この跳ね出し床板を撤去しない限り
住宅の建築確認は降りません。
なので
敷地を購入する前には
この跳ね出し床板の撤去費を
算出する事は必須ですよ!
尚且つ
跳ね出し床板撤去後の
実質(石積み上)の敷地面積(大きさ)も
把握する事を忘れない様に!
でないと
自分が思い描いていたプランは
入らずに後悔する事になりますからね!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.9km 12587歩
トータル99日目
距離843.8km 1121762歩