2023/12/21
今回は、<バルコニー水切り部分の下地施工として!>についてお話をします。
今日のお話は
バルコニー水切り部分についてお話をします。
下記資料①、②は
FRP防水材工業会が出している
FRP防水施工標準仕様書から
ピックアップした納まり図です。
つまり
標準仕様書には
水切りの有り無しのどちらでも良い
という事になります。
上記資料①、②の
外壁材の通気層の入り口部分の幅が
3㎜~5㎜程度しか有りません。
なので
この事が外壁通気に
不具合をもたらすと考えています。
外壁通気の入口が
3㎜~5㎜程度しかすき間が無いので
外壁透湿防水シートの
一番下端が捲れたり皺が有ったりすれば
3㎜~5㎜程度のすき間を
塞いでしまう可能性が有ります。
つまり
外壁通気構法が機能しない事になります。
これを
少しでも解消する施工として
下記写真①の様に
立上り部分の下地ケイカル板に
段差を付ける事で
外壁材が来る高さに合わせて
薄くする(段差を付ける)事で
3㎜~5㎜のすき間が
8㎜から10㎜のすき間になります。
中間検査の立会で
上記写真①は
オーバーフロー管が無い事を指摘しましたが
実際は
瑕疵保険の設計施工基準とか
フラット35の木造住宅工事仕様書にも
何も記載されていません。
もし
オーバーフロー管を設置するのであれば
お飾り的な25㎜程度の径では無くて
バルコニードレンと同じ径にしなければ
オーバーフロー管の意味が無いと考えます。
今日の纏めとして
上記写真①の様に
ケイカル板の立上り部分には
外壁通気幅が少しでも広く取れる様に
段差を付けましょう!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
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今回は、これで終わります。
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