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バルコニー水切り部分の下地施工として!

今回は、<バルコニー水切り部分の下地施工として!>についてお話をします。

今日のお話は

バルコニー水切り部分についてお話をします。

 

下記資料①、②は

FRP防水材工業会が出している

FRP防水施工標準仕様書から

ピックアップした納まり図です。

 

つまり

標準仕様書には

水切りの有り無しのどちらでも良い

という事になります。

 

【資料①】

 

 

 

【資料②】

 

 

上記資料①、②の

外壁材の通気層の入り口部分の幅が

3㎜~5㎜程度しか有りません。

 

なので

この事が外壁通気に

不具合をもたらすと考えています。

 

外壁通気の入口が

3㎜~5㎜程度しかすき間が無いので

 

外壁透湿防水シートの

一番下端が捲れたり皺が有ったりすれば

 

3㎜~5㎜程度のすき間を

塞いでしまう可能性が有ります。

 

つまり

外壁通気構法が機能しない事になります。

 

これを

少しでも解消する施工として

 

下記写真①の様に

立上り部分の下地ケイカル板に

段差を付ける事で

 

外壁材が来る高さに合わせて

薄くする(段差を付ける)事で

 

3㎜~5㎜のすき間が

8㎜から10㎜のすき間になります。

 

【写真①】

 

 

中間検査の立会で

上記写真①は

オーバーフロー管が無い事を指摘しましたが

 

実際は

瑕疵保険の設計施工基準とか

フラット35の木造住宅工事仕様書にも

何も記載されていません。

 

もし

オーバーフロー管を設置するのであれば

お飾り的な25㎜程度の径では無くて

 

バルコニードレンと同じ径にしなければ

オーバーフロー管の意味が無いと考えます。

 

 

今日の纏めとして

上記写真①の様に

ケイカル板の立上り部分には

外壁通気幅が少しでも広く取れる様に

段差を付けましょう!

 

という事で

今日のお話は参考になりましたでしょうか?

 

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