2023/12/22
今回は、<床下断熱欠損部分のリカバリーは必須ですよ!>についてお話します。
今日のお話は
ヒートショックのお話です。
一昨日は
朝から雪がチラリと落ちて来て
あれっ?
て思っていたら前が見えないぐらい
降って来てビックリしましたね!
その前の日まではもう年末なのに
まだまだ思ったほど寒くないねって
思っていたくらいですから。
昨日のニュースだったと思いますが
この時期になると
ヒートショックで救急搬送が
毎年増えるそうです。
昔の家なら
すき間だらけという事であれば
まだ理解出来ますが
最近の家に
昔の家の様に
すき間が有るのでしょうか?
それが有るのです。
勿論昔の家の様に
あちこちがすき間だらけでは有りません。
ある特定の場所に
集中してすき間が有るのです。
上記写真①の
ユニットバス下の人通口に
断熱材が設置されていません。
明らかに設置忘れ(断熱材欠損)です。
床下の空気は
キソパッキンを通過した冷たい外気です。
その冷たい外気が
ユニットバス下の人通口から
直接ユニットバスの床を冷やしてしまうのです。
もう一つは
基礎断熱材が無い
ユニットバス下の人通口へ
冷たい外気が入り
その外気が
ユニットバス壁と
間仕切壁の間のすき間を通って
下記写真②の
洗面脱衣室の
ユニットバス側の壁に有る分電盤の穴から
洗面脱衣室に冷たい外気が入るのです。
上記写真①、②が
ヒートショックを発生させる
大きな原因の一つです。
つまり
ユニットバスの
床下と天井裏に要注意という事です。
もう一箇所は
1階トイレの給排水管廻りの
床下断熱材欠損です。
洗面脱衣室の
給排水管廻りも同じです!
それが下記写真③です。
しかし
新築分譲住宅を購入される方は
断熱材も規定の厚さのものが
図面通りに入っているし
サッシも
LowーEガラスを採用しているから
すき間なんか有るわけ無いだろう!
って
多くのエンドユーザーの方は
思われている様ですね!
今日の纏めとして
下記写真④を見て下さい。
上記写真④は
キッチン換気扇を回した時の
ユニットバス入り口洗面脱衣室の
床下点検口です。
この点検口の蓋を開けて
ビニールで塞いだ時の写真です。
ビニールが
床下の外気で膨れていますね!
床下には
この様に外気が入って来ています。
もし
床下に断熱欠損が有れば
室内にドンドン冷たい外気が
入って来る証拠写真ですね!
つまり
ヒートショックを発生させない為には
必ず床下に入って
断熱材欠損の状況を調査して
断熱欠損が有る場合は
断熱欠損部分をリカバリーしましょう!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離8.4km 11340歩
トータル102日目
距離873.7km 1160684歩