2023/12/27
今回は、<木造住宅の耐久性にとって結露は大敵ですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
前回は
耐久性能に関しての
小屋裏野地板や外壁壁体内に
結露が発生するお話でしたが
今日のお話も
木造住宅にとっての大敵である
結露のお話です。
最初のお話として
住宅診断では床下に入っての調査で
何をチェックするのか?
この床下調査の主なチェック項目は
築年数の古い既存住宅では
耐震性能に関連する項目であれば
基礎のひび割れや地割れの
有無をチェックします。
耐久性能に関連する項目であれば
湿気やシロアリの蟻害等の
有無をチェックします。
新築住宅や築浅既存住宅の場合であれば
断熱性能(断熱材欠損)の有無を
チェックして行きます。
新築住宅や築浅既存住宅の場合は
何故
断熱材欠損をチェックするかと言うと
断熱材欠損が有れば
結露やカビの発生の原因になるからです。
勿論
光熱費にも大きなマイナスの影響を
知らず知らず与えてしまいます。
何回でも言いますが
結露や湿気は木造住宅にとって大敵なのです。
では
新築住宅や築浅既存住宅の床下で
断熱材欠損がどの様に見つかるのか?
下記写真①が
実際に確認された
ユニットバス下の人通口部分の基礎断熱の
断熱材欠損の写真事例です。
何の為に
ユニットバス下を基礎断熱工法にするのかを
理解していない証拠写真ですね!
上記写真①の
ユニットバス下の人通口部分を
キチンと断熱施工していても
下記写真②の様に
床断熱材を貫通する給排水配管廻りには
大きなすき間(断熱材欠損)が空いています。
この給排水配管廻りのすき間は
本当に多いですね!
上記写真②の場合
配管廻りのすき間部分の床下合板は
冬期は特に
結露が発生し易いでしょうね!
たとえ
カビが発生しなくても
何度も何度も結露を繰り返していれば
床下合板は
結露によって劣化が加速されます!
何度も言いますが
目に見えない光熱費の浪費にも繋がりますよ!
今日の纏めとして
床下の断熱材欠損は
ヒートショックの原因にもなるし
光熱費の浪費にもなりますので
必ず早めに
断熱材リカバリー補修をお勧めします!
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
住宅診断の必要性を感じましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.0km 12793歩
トータル108日目
距離925.7km 1227313歩