2023/12/30
今回は、<納まりが分からない監督がいるので要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
新築各工程検査のお話です。
下記写真①を見て下さい。
先日
金物・構造躯体検査に行った建物で
基本的な事が出来ていませんでした。
現場を見慣れている方で有れば
この写真が何処の箇所を撮ったのか
直ぐ分かると思いますし
何が不具合かも分かると思います。
上記写真①は
玄関上がり框部分の写真です。
何が不具合化と言うと
気密キソパッキンを
設置しなければならない箇所に
通気キソパッキンを設置していたのです。
現場監督が立ち会っていたので
指摘箇所を伝えると
後で
気密テープで塞いでおきます!って
簡単に回答が有りました。
現場監督の回答は
間違いでは有りませんが
気密テープだけでは
剥がれる可能性が有りますので
穴の部分(通気部分)を
最初に発泡ウレタンで塞いでから
気密テープを貼る様に伝えました。
過去には
下記写真②の様に
気密キソパッキンを
設置していたにも拘らず
接続部分に大きな空間(穴)が
開いていた現場も有りましたね!
上記写真①、②のままであれば
下記写真③の様に
床下の空気が
室内に漏れて来てしまいますよ!
上記写真③は
玄関上がり框部分から
床下に設置したフォグマシーンから煙を排出させて
キッチンの換気扇を回して見ると
上記写真③では見えにくいですが
煙が立ち上がっている写真です。
上記写真①、②のままで
タイル仕上げを仕上げてしまった場合は
上記写真③の様に
床下に外部空気が
室内に入って来る可能性が大きいですね!
後日
この現場の
外部防水下地検査に行きますので
再チェックはする予定です。
この建物は3階建てですので
下記写真④の様に
外壁透湿防水シートが
どの様に施工されているかが楽しみですね!
因みに上記写真④は
完全にNG写真です!
今日の纏めとして
現場監督によって
現場は良くもなるし悪くもなります。
現場の基本的な納まりが
分かっていない現場監督で有れば
上記写真④の
非常に不具合な事象になってしまいますね!
さてさて
今回の現場監督さんはどちらかな?
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
住宅診断の必要性を感じましたでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.2km 11691歩
トータル111日目
距離956.8km 1266880歩