2024/01/04
今回は、<小屋裏棟換気口金物の開口有無に要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
正月三が日が過ぎたので
平常のブログ活動に戻ります。
先日
中間検査に立ち会った新築分譲住宅のお話です。
まだ屋根は
ルーフィングしか張っていない
状態だったので
棟換気用の開口は
まだルーフィングには開けていませんでした。
まだ
開口されていませんでしたが
棟のどの位置に棟換気口が設置されても
軒裏換気口から
小屋裏に入って来た外気は
棟換気口から外部に排出できる様に
施工準備が出来ていますね!
この建物の様に
大工が上棟時にキチンと
棟部分に開口を開けておけば
屋根工事の職人は
安心して棟換気の設置が出来ます。
しかし
今回の大工の様に
棟換気用の開口を
開けるという事が出来るのは
現場監督からの
指示が無ければ無理です!
シッカリと
現場管理が出来る現場監督は
今では
どんどん減って来ていると思います。
以前の
ブログにも紹介したのですが
下記写真②は
恐らく屋根工事の職人が
棟換気口金物を設置する時になって
初めて
棟換気口用の開口が
野地板に開いていない事が分かり
電動丸鋸が使えない状況だったので
慌てて応急手当と言うか取り敢えず
電動ドリルで
換気用出口の為の穴を開けたと考えられます。
棟換気金物用の
開口を開ける指示は現場監督の仕事です。
上記写真②は
小屋裏換気計算で算出した場合は
明らかに
棟換気口面積が足らないでしょうね!
新築分譲住宅を
購入する事を決めた方は
この棟換気用開口の有無と
小屋裏換気計算の有無を確認しましょう!
小屋裏換気計算の有無は
フラット35S仕様の建物で無ければ
小屋裏換気口の有無は
建築基準法上では必須では有りませんので
小屋裏換気計算も実施していないかも知れません。
しかし
住宅の耐久性能を考えるならば
小屋裏換気は必須です。
なくてはならないものです。
なので
小屋裏換気口計算を実施していなければ
実際に使用している
小屋裏換気口金物の品番を確認して
自分で又は
住宅診断を依頼するのであればインスペクターに
小屋裏換気計算を依頼しましょう!
今日の纏めとして
中間検査の立会業務や
新築各工程検査を実施していれば
その工務店が
建物の耐久性能に関しての
知識の有無が良く分かるし
現場監督の
レベルも分かりますね!
どちらにしても
自分の家を購入されるのですから
自分で確かめましょう!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.1km 13698歩
トータル116日目
距離1,007.9km 1,333,873歩