2024/01/08
今回は、<買取再販物件の契約前に住宅診断は必須です!>についてお話をします。
今日のお話は
買取再販業者が販売する
2000年以前の既存住宅のお話です。
例えば
新耐震基準(1981年)以前の建物を
耐震補強して
既存住宅瑕疵保険を付加できる様に
綺麗にリフォーム工事をされた
既存住宅を取り上げてお話をしてみます。
エンドユーザーから見れば
耐震補強工事を実施して
尚且つ
既存住宅瑕疵保険が付保される建物で
この販売金額で有れば
大変
割安と考えてしまうようです。
まぁこれが
買取再販業者のずる賢い所で
買主側に
完璧な大きな罠を仕掛けたのです。
更に
外壁や室内の住宅設備等は
綺麗に塗替えや取り替えをしています。
なので
新築分譲住宅よりも
販売価格が安くて
それなりに綺麗に仕上がっている既存住宅へ
購入する気持ちが動いてしまいます。
それは
その人それぞれの事情などが有るので
仕方が有りません。
ただ
パッと見だけで
建物の良し悪しを判断してしまうと
購入後に
「後悔」や「泣き寝入り」に
なりかねない事も有りますので
注意して下さい。
では
何が「後悔」や「泣き寝入り」
の原因になるのか?
それは
床下や小屋裏の不具合です。
契約する前に
住宅診断を実施していれば
建物本体の不具合事象で
「後悔」や「泣き寝入り」する
可能性は激減します。
ここで重要な事は
契約する前に
住宅診断を実施する事です。
今から紹介するのは
耐震補強工事を実施して
既存住宅瑕疵保険が
付加できる住宅という事で
既に契約された後に
住宅診断を実施した時の実例写真です。
下記写真①は床下の写真です。
上記写真①は
既存住宅瑕疵保険の適合検査を実施して
その結果が
適合すると判断して
瑕疵保険が付保される建物の床下です。
既存住宅瑕疵保険の適合検査は
床下に入っての調査をしませんので
上記写真①の様な
不具合が有っても既存住宅瑕疵保険が
付保されてしまいます。
しかし
この不具合は
既存住宅瑕疵保険で補修費は降りません!
次に
小屋裏はどうでしょうか?
下記写真②が小屋裏の状況写真です。
見て分かる通り
壁の断熱材も天井の断熱材も
新築分譲住宅の
断熱材仕様よりも完全に劣っています。
上記写真②の断熱材の状況からすれば
光熱費が大変高く付いてしまうでしょうね!
今日の纏めとして
上記写真①、②の不具合事象を
売主側に指摘して補修依頼をした場合
果たして
どれだけの不具合を
補修してくれると思われますか?
何やかんやと理由を付けて
完全に補修する事はしないですから
買主側は完全に
「泣き寝入り」になるでしょうね!
売主側が
補修してくれなかった場合を考えると
返って「住宅診断」を実施しない方が
不具合事象を知らずに済んだので
精神的に
「住宅診断」を実施しない方が
良かったと考えますか?
「住宅診断」を実施していなければ
上記写真①、②は分からなかったので
「泣き寝入り」という「後悔」の気持ちが
湧かなかったと考えますか?
その考え方は違いますよ!
契約をする前に
「住宅診断」を
実施しなかった事を「後悔」して下さいね!
最後にきつい事を書きました。
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.1km 13134歩
トータル120日目
距離1,045.0km 1,382,322歩