2024/01/10
今回は、<家を買う前に液状化危険度分布図をチェック!>についてお話をします。
今日のお話は
前回のブログに続き地震に関するお話です。
大きな地震が発生すると
液状化現象による被害が発生します。
液状化現象による
被害を極力減少させる方法は有るのか?
を考えてみたいと思います。
下記資料①が
液状化現象を簡単に説明している資料が
有ったので転用させて頂きました。
上記資料①を見れば
液状化になる仕組みが分かります。
下記動画が
液状化現象の実験をしている動画です。
上記実験動画の様に
今回の能登半島地震では
この液状化現象の被害が大変多くみられます。
下記映像①は
実際に地面から砂と一緒に
地下水が吹く出している映像です。
地盤が
液状化になり易い地域として考えられるのは
海や川の近くなど水分量が多い
もしくは地下水位が浅い地域や
海などに近く海抜が低い地域です。
要因としては
一般的に考えられているのは
震度5以上の揺れが一定時間続くと
液状化の可能性が高くなると言われています。
ここから本題に入ります。
液状化現象による被害を
極力減少させる方法の一つとして
その建物が有る地域が
液状化し易いかどうかを事前チェックしましょう!
チェックする方法は
各市町村が出している「地震防災マップ」や
「液状化危険度マップ」などで調べると出て来ます。
下記資料②が
広島市の液状化危険度分布図(PL値)です。
PL値とは
液状化危険判定区分に使用される数値で
一般的には
PL値=0の場合は
液状化危険度は極めて低い。
0<PL値≦5の場合は
液状化危険度は低い。
特に重要な構造物に対しては
より詳細な調査が必要
5<PL値≦15の場合は
液状化危険度がやや高い。
重要な構造物に対してはより詳細な調査が必要で
液状化対策が一般的に必要
PL値>15の場合は
液状化危険度が高い。
液状化に関する詳細な調査と
液状化対策は不可避
この事から見て
上記資料②の
広島市の液状化危険度分布図(PL値)をみると
30<PL値の地域は
液状化対策は不可避という事になりますね!
上記の様に先ずは
この液状化危険度分布図をチェックしてから
対策を考えましょう!
今日の纏めとして
今回の
能登半島地震が発生していなかったら
多分
2階建て木造住宅の場合は
液状化現象の事を調べる事は無かったと思います。
そてにしても
広島で液状化対策を考えて
木造住宅を建てている工務店がいるのかな?
今回の地震を見てからは
液状化対策をシッカリ検討する事は必須ですね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.6km 12381歩
トータル122日目
距離1,062.6km 1,405,330歩