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天空率緩和を使用すればプランは広く出来る!

今回は、<天空率緩和を使用すればプランは広く出来る!>についてお話をします。

今日のお話は

新築分譲住宅の

道路斜線制限のお話です。

 

住宅を設計する場合

北側斜線制限道路斜線制限

クリアしなくてはなりません。

 

特に

前面道路が4mしか無くて

敷地も狭い場合は

 

売主側の

要望する間取りを敷地に入れ込む事は

 

大袈裟かも知れませんが

至難の業なのです。(笑)

 

しかも

3階建ての場合は

用途地域が第一種住居地域の場合で

前面道路が4mしかなかった場合は

プランを考える事は無理です。

 

実際の例でいくと

近隣商業地域だったので

辛うじて

3階建てプランを作成したのが

下記図面①のプランです。

 

【図面①】

 

 

上記図面①は

天空率緩和無しの

道路斜線制限での1階平面プランで

 

タテヨコの寸法が

どちらも5,915㎜が一杯一杯でした。

 

取り敢えず

施主の要望に辛うじてクリアしていますが

 

2階、3階のプランは

バルコニーが無いプランでした。

 

プランの打合せ後

もう少し広くならないか?

どうしてもバルコニーが欲しい!との要望が有り

 

その要望に応える為に

道路斜線制限の緩和方法として

天空率緩和で再度プランを考えて見ました。

 

最初から

天空率緩和を使ったプランに何故しないのか?

って言われますが

 

新築分譲住宅の場合は

設計予算が少ないので

 

了承無しで

追加費用がかかる天空率緩和での

プラン作成出来ないのです。

 

下記図面②が

天空率緩和を使用してのプランです。

 

【図面②】

 

 

上記図面①と比べて

タテヨコの寸法が

455㎜大きい6,370㎜です。

 

455㎜広がっただけで

2階、3階の間取りは

売主側の要望全てクリアしました。

 

新築分譲住宅のプランで

天空率緩和を使用する設計事務所は

案外少ないかも知れませんね!

 

設計事務所の

費用対効果を考えた場合は

割りが合わない事が多いですから!

 

 

今日の纏めとして

土地を購入する前に

どの様なプランが入るか?の

ボリューム設計をする段階では

 

最初から

天空率緩和有りきで

プランを作成する事は無いですね!

 

既に

土地を購入している場合には

売主側の要望するプラン作成の為に

 

事前に費用の事を伝えて

天空率緩和でのプラン作成は検討します。

 

注文住宅を

今から依頼されている方は

この天空率緩和の事をよく覚えておいて下さい!

 

必ず役に立ちますからね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

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