2024/01/26
今回は、<工務店に全てを任せた建物で大丈夫ですか?>についてお話をします。
今日のお話は
木造3階建て準耐火構造のお話です。
木造3階建て住宅で準防火地域の場合は
建物を準耐火構造にしなくてはなりません。
その中で
2階に
ユニットバスが有る場合の床の構造で
告示の仕様で
よく採用される床の構造は
厚さ12㎜以上の構造用合板の上に
厚さ9.0㎜以上の石膏ボード
又は
厚さ30㎜以上の木材です。
これが
ユニットバス直下の
床の仕様になります。
私が仕様書に記載しているのは
「厚さ12㎜以上の構造用合板の上に
厚さ9.0㎜以上の石膏ボード」です。
これを
現場監督が
「厚床合板24㎜と構造用合板12㎜」に
変更して良いですかと聞かれたので
それなら問題有りませんと伝えました。
下記写真①は
天井断熱材検査の時に
ユニットバス下の床施工をしていたので
早速その部分を撮った写真です。
写真を撮った後に
あれっ?
厚床合板と構造用合板の納まりに
変更すると言っていたのに?
設計図書に記載していた
構造用合板と石こうボードとも
納まりが違うでは有りませんか!
早速
現場監督に確認したら
以前勤めていた工務店では
この納まりで問題無かったとの事でした。
私の場合は
告示での納まりが普通だと思っていて
準耐火構造認定を
取っている納まりで有れば問題無いので
その資料を
メールして欲しいと伝えたのです。
無ければ
やり替えて下さいとも伝えました。
もし
資料がきちんとしていれば
ユニットバス直下の床の仕様が
一つ増える事になります。
結果としては
やり替えますと連絡が入りました!
やれやれ
ユニットバス下の天井を仕上げていたら
発見できない場所だったですね。
今回は
事前に発見できたので
取り敢えずは
やり替えると決まって一安心かな?
今日の纏めとして
シッカリした様に見えた現場監督でも
安心出来ない事を再確認しました。
注文住宅を考えている方は
完成後の図面チェックでは無くて
新築各工程検査を依頼して
少しでも
仕上がったら見えなくなる箇所の
チェックをお勧めしますよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.7km 12,529歩
トータル138日目
距離1,225.4km 1,618,593歩