2024/02/04
今回は、<住宅購入時には隣地建物スペースに要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
隣地境界線から外壁芯までの距離のお話です。
ウォーキングをしていたら
新築分譲住宅の現場を見る事が有ります。
今回確認(勝手にチェックした)した現場は
どちらも3階建ての2棟並びの現場です。
下記写真①は
隣同士の建物外壁芯の間隔が
600㎜位の新築分譲住宅の現場です。
下記写真②は
隣同士の建物外壁芯の間隔が
1200㎜位の新築分譲住宅の現場です。
上記写真①、②のどちらも
元々は一つの敷地だったものを分割して
2棟並びにした新築分譲住宅です。
なのでどうしても
隣同士の建物の距離が近くなっています。
私見ですが
上記写真①の建物の間隔は
隣地境界線から見れば
建物の壁芯まで
約300㎜しか無いという事になります。
何が言いたいかと言うと
この建物も10年以上過ぎれば
外壁塗替えメンテナンスを
実施する様になります。
一緒の時期に
一緒の外壁塗装業者に依頼するので有れば
隣地間の足場を共有すれば良いのですが
一緒の時期に
外壁塗替えのメンテナンスがしない場合
その時には
建物間の隣地境界線を越境しなければ
足場が建てれません。
隣同士が
お互いさまという考え方(気持ち)を
持っていれば良いのですが
今の日本では
得てして自分よがりで
世知辛い世の中になっていますので
越境して
足場を建てる事が難しい場合も
出て来ると想定しなくてはなりませんね!☜悲しいですが・・・・。
なので上記写真①の様な
隣地境界線までの距離が
300㎜前後しか無いの場合は
将来的な事を考えて
売買契約書に
メンテナンス時などの工事時などに
無条件で越境して足場を建てれる様な条件を
必ず入れて貰いましょう!☜それでもどうかな?
出来る事ならば
その新築分譲住宅の購入を
諦めた方が無難と考えます。
せめて
上記写真②の様に
隣地境界線までの距離は
最低でも600㎜以上有った方が無難ですよ!
今日の纏めとして
新築分譲住宅を分譲する業者も
敷地条件の良い土地の価格が高いので
上記内容の様に
敷地を分割して2棟建てる事が
以前よりも増えて来ると考えます。
なので
住宅を購入しようと考えている方は
隣地間ペースが狭い新築分譲住宅よりも
ある程度
隣地間スペースが有る既存住宅を
リフォーム工事を前提として
購入されるのも一つの選択肢と思いますよ!
ただしそれでも
2000年以降の既存住宅ですよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離8.1km 11,309歩
トータル147日目
距離1,321.3km 1,745,593歩