2024/02/07
今回は、<見落としや勘違いし易い不具合箇所として!>についてお話をします。
今日のお話は
バルコニーや玄関ポーチの天井裏のお話です。
新築各工程検査の
「外部防水下地検査」を実施した写真を
事務所で整理していた時に
下記写真①の
画像が目に入って来ました。
バルコニーの天井下地越しに
赤い囲み部分に外壁透湿防水シートが
張り忘れていると・・・・一瞬ゾッとしました。
現場監督に直す様に
指摘していない! しまった!
もう天井仕上げを張っているかな?
って思いながら
もう一度写真をよく見て見たら
3階バルコニー部分の
天井下地だった事が分かりました。
結論から言うと
3階バルコニーの天井裏は
小屋裏と同じ空間になりますので
外壁透湿防水シートを
梁部分まで張上げる必要は有りません!
一瞬ゾッとしましたがホッとしました。(笑)
下記写真②は
ウォーキング中に見つけた
玄関ポーチ天井裏の赤丸で囲っている箇所に
外壁透湿防水シートが梁まで張上げていません。
上記写真②の場合は
上記写真①の場合と違って
外壁透湿防水シートを張上げないといけない部分です。
この部分は
室内側から断熱材を入れますので
このままで有れば
外から断熱材が見えてしまいますね。
もし
断熱材が見えたままの状態で
玄関ポーチの天井を仕上げてしまうと
外気が
赤丸で囲った部分から
室内壁断熱材の中に入ってしまいます。
果たして
どの様に工事が進んで行くのでしょうか?
これから
ウォーキングの度に
チェックする楽しみが出来ました!(笑)
上記写真②の現場が
外壁透湿防水シートを張上げないで
天井を仕上げてしまったら
下記写真③の様に
不具合事象になってしまいます。
もしかしたら
この様な不具合の現場が
あちこちの現場で
実際に施行されているのでしょうね!
今日の纏めとして
玄関ポーチの天井裏や
バルコニーの天井裏などは
現場を見学に行かれた方は
よくよくチェックして見て下さいね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.3km 13,709歩
トータル150日目
距離1,352.4km 1,787,131歩