2024/02/12
今回は、<基礎を貫通する配管廻りのすき間塞ぎとして!>についてお話をします。
今日のお話は
床下基礎コンクリートを
貫通する配管廻りのすき間対策のお話です。
先日
住宅診断で床下をチェックしていたら
床下基礎を貫通した排水管廻りのすき間に
発泡ウレタンを吹いて塞いでいました。
え”ぇ~・・・・うっそぅ~・・・・。
発泡ウレタンで
すき間を塞いでも意味無いじゃん!
床断熱部分を貫通する配管廻りのすき間には
断熱性や気密性には効果が有るけど・・・・。
で早速
住宅診断に立ち会っていた現場監督さんに
基礎コンクリート部分を
貫通している配管廻りのすき間に
発泡ウレタンで塞いでいるけど
防蟻性が有るの?って聞いてみたのです。
現場監督の回答は
防蟻性が有る発泡ウレタンフォーム
との回答でした。
そんな発泡ウレタンフォームが
有る事を知らなかったので
事務所に帰って
調べて見たら有ったのです!
下記資料①が
その商品と思われる資料です。
発泡ウレタンフォームの色も
この薄緑色だったので間違いは無いと思います。
今回の住宅診断では
現場監督さんから
防蟻性の有る発泡ウレタンフォームである
「防蟻フォーム」という商品を教わりました!
今まで
基礎貫通部分のすき間を塞ぐ材料として
下記資料②の
人体に安全な
ホウ酸系のシールを薦めていました。
因みに
上記資料①に記載している
「防蟻フォーム」の
シロアリに有効な成分を調べて見たら
防蟻成分として
ピレスロイド系と書かれていました。
ピレスロイド系とは
蚊取り線香などで使用されている
除虫菊という植物の成分である
ピレトリン成分に似せた
化学合成された殺虫剤との事でした。
人体に有害とされている
ネオニコノイド系ではなかったので
取り敢えずは問題は無さそうですね!
ピレスロイド系の殺虫剤の特徴として
※即効性が高い
※忌避性が強い
※様々な虫に広く効果がある
※魚毒性が強い
※温血動物にはやさしい
※光などで速やかに分解される
の中で気になるのが
「※光などで速やかに分解される」です。
多分
光とは太陽光の事だと思うので
床下で
太陽光が当たらなければ効果は有るけど
太陽光が当たる箇所では
使用しても効果が無いという事でしょうね!
今日の纏めとして
断熱と気密と防蟻の3つの効果が
一本の「防蟻フォーム」で賄える
新しい商材(知識)が一つ増えました!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離13.4km 17,481歩
トータル155日目
距離1,408.6km 1,860,748歩