2024/02/13
今回は、<工事進行中の新築分譲住宅を引き続き観察!>についてお話をします。
今日のお話は
ウォーキング中に目を付けていた
工事進行中の新築分譲住宅のお話です。
下記写真①は
玄関ポーチの
天井部分の下地を組む前の写真です。
赤丸で囲っている箇所に
外壁透湿防水シートを
梁まで張り上げていません。
ここの室内側には
壁断熱材が入る箇所で
玄関ポーチの天井裏になりますが
必ず
外壁透湿防水シートを
梁まで張り上げないといけません。
何故ならば
玄関ポーチの天井部分の上側に
2階の室内が有るプランなので
2階室内の床は
外気に接する床になります。
つまり
赤丸で囲った部分は
外壁部分になるので外壁透湿防水シートを
梁まで張り上げないといけません。
しかし
数日経ってから現場を見て見ると
下記写真②の様に
室内の壁断熱材が見えた状態で
玄関ポーチ天井下地が施工されていました。
少し見にくいかも知れませんが
外壁透湿防水シートは
やはり梁まで張り上げていませんでした。
もし
上記写真②の
天井仕上げと外壁との取合い部分に
外壁通気構法の出口通気金物が設置しなければ
2重の不具合を抱えた建物になりますね!
普通は仕上がった後では
天井裏の外壁通気防水シートが
張り上げているか迄は
玄関ポーチ天井部分に
点検口が無ければチェック出来ませんね!
参考として
下記写真③は
以前のブログで取り上げた
上階に居室が有る車庫の天井裏部分で
同じ不具合部分の写真になります。
今日の纏めとして
工事進行中の
この新築分譲住宅は
恐らく他の箇所でも
色々と不具合箇所が見れそうなので
引き続き
この物件の観察を続けて行きます!(笑)
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.4km 15,031歩
トータル156日目
距離1,419.0km 1,875,779歩