2024/02/17
今回は、＜新築各工程検査は必須ですからね！＞についてお話をします。
今日のお話は
私が考える「住宅診断」のお話です。
住宅の
インスペクションにも色々有って
国土交通省の
「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に沿った
「建物状況調査」や
「既存住宅瑕疵保険の適合検査」などの
表面的なインスペクションと
私が考えている「住宅診断」が有ります。
そもそも
国土交通省が作成した
「既存住宅インスペクション・ガイドライン」は
あくまでもガイドラインであって
最低限のインスペクション内容です。
私の場合は
当初は画期的な事だと感動して
この世界に飛び込んだんのです
実際に
インスペクションを実施する様になると
依頼者が求めている
インスペクションは違うのではないか？
と考え出したのです。
例えば
基礎のひび割れに関しては
０.５㎜以上のひび割れが
どの面に何箇所有るか等の調査報告を
依頼者に伝えるだけで良いのか？
そのひび割れが
今後どの様な影響が出て来るのか？
ひび割れの原因は？
ほっといても構わないのか？等々
本当は依頼者も
今後の事が聞きたいはずです。☜勝手な思い込みです。(笑)
しかし依頼者は
表面的な不具合事象の有無を教えてくれるのが
「建物状況調査」と思っている様で
なかなか
もっと突っ込んでは聞いて来ません。
最初の頃は
これが当たり前で
だから
インスペクション費用も
４万円～５万円程度だと考えていました。
しかし
酷い既存住宅を購入された方からの
インスペクションの依頼を
何件か実施している内に
基礎のひび割れと建物の傾きの傾向に
関連が有る事に気付き
その原因を探る事が
インスペクションの
本来の仕事ではないかと思い出したのです。
この事から
基礎のひび割れ・建物の傾きの傾向と
敷地環境の３つの調査結果を関連付けて
報告書に纏める様にしています。
これが
私が考える「住宅診断」です。
勿論
劣化事象もチェックしますよ！
今では
この考え方を実施する「詳細住宅診断」を
他所よりは費用が高額になりますが
お勧めしています。
今では更に
突っ込んだ考え方として
当社は既存住宅よりも
新築住宅の住宅診断に重きを置いています。
何故ならば
新築分譲住宅の住宅診断を実施していると
余りにも
いい加減な工事を
平気でされている事に
憤りを覚えたからです。
なので近くに
新築分譲住宅の工事中の現場が有れば
先ずは建築確認板から
売主と施工業者と設計事務所をチェックします。
この売主と施工業者の組み合わせによっては
同じ様な不具合工事を
繰り返している事が分かります。☜信じられないけどね！
その後に
道路から見える範囲ですけど
建物全体をチェックをします。(笑)
道路から見える範囲は
外部の透湿防水シートの施行の仕方や
小屋裏換気計画の仕方
更に
外壁通気構法の出口金物の
有無などしか見えませんがチェックしています。
今のところ残念ですが
とても丁寧に施工されていると
思う様な現場は１件も有りません。
今日の纏めとして
光熱費の高騰や建材の高騰が続く中
新築住宅を購入又は建てられる方は
耐震性能・耐久性能・温熱性能に
もう少し気にしてから
購入又は建てられませんか？
余りにも無頓着過ぎますよ！
最低でも
「新築各工程検査」は必須ですよ！
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
少しでも不安（泣き寝入り）を少なくしませんか？
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離１１.３km １４,７１４歩
トータル１６０日目
距離１,４５９.９km １,９３３,０２５歩
