2024/02/22
今回は、<1階床以外の床直下の断熱材の材質に要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
1階床以外の床直下に設置する断熱材に要注意!
というお話です。
住宅を購入する場合は
必ず断熱材の材質を確認する事は必須ですよ!
例えば
外気に接する床の場合は
1階に車庫や玄関ポーチ等が有って
その上に居室が有る場合の
居室床直下に設置する断熱材や
バルコニーの下に居室が有る場合の
バルコニー床直下に設置する断熱材の
材質に要注意ですよ!という内容です。
それぞれの床直下に
断熱材を設置している場合の
断熱材の材質が
図面に
グラスウールとかロックウール系の
繊維系断熱材が記載されていた場合は
必ず
断熱欠損が有ると考えて下さい!
何故ならば
上記記載した個所に設置する断熱材を
床用の繊維系断熱材ではなくて
100%と言っても過言では無いくらい
壁用の繊維断熱材を設置していますから!
例えば
下記概略図①の下側の絵②の様に
壁用の繊維断熱材であっても
壁に入れる時と同じ様に
間柱の代わりに根太を455㎜ピッチで取付けて
その根太の見付部分に
断熱材の袋の耳をタッカーで留めていれば
良いのですが
今までの物件では
上記概略図①の上側の絵①の様に
断熱材を留めている物件が全てでした。
下記写真①~③の写真が
実際に根太無しで直接厚床合板に
タッカーで留め付けている写真になります。
この設置方法では
写真を見ても分かる様に
断熱材の厚さがまばらになり
尚且つ
すき間が出来てしまっていますので
断熱材本来の性能が出せていませんよ!
それだけでなく
結露が発生する可能性も大きいですからね!
如何ですか?
上記写真①は
車庫の天井裏の写真です。
上記写真②も
車庫の天井裏の写真です。
上記写真③は
バルコニー直下の居室天井裏の写真です。
今日の纏めとして
住宅診断を実施していなければ
または
新築各工程検査を実施していなければ
完全に
断熱欠損の状態のままで
その家で生活する事になるのです。
勿論
知らずに光熱費も
余分に多く支払う事になるので要注意!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離8.8km 11,804歩
トータル165日目
距離1,514.5km 2,005,116歩