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通気見切りと軒天換気材の使い分けに要注意!

今回は、<通気見切りと軒天換気材の使い分けに要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

通気見切り軒天換気材のお話です。

 

Jotoの場合は

下記資料①通気見切り

軒天の下側に通気見切りを設置しますので

外壁通気が軒裏に入りません。

 

【資料①】

 

 

一方

下記資料②軒裏換気材の場合は

外壁通気は外壁の胴縁間を通って

 

外壁通気が軒裏に入り軒天換気材からも

外気の出入りが有ります。

 

【資料②】

 

 

では

下記写真①

玄関ポーチ天井裏の場合は

上記の通気見切りを設置するのか?

それとも

軒裏換気材を設置するのか?

 

【写真①】

 

 

ここで悩むというか

どちらを付けても

一緒じゃんって思われる方が殆どかな?

 

何が違うかと言うと

玄関ポーテ天井裏に外気

入る入らないの違いが有ります。

 

分かり易くする為に

少し極端な考え方にします。

 

外壁透湿防水シートは

防風の役目をするので

 

外壁透湿防水シートを通り抜けて

外壁断熱材に外気は入らないと仮定した場合

 

外壁通気層を通って

玄関ポーチ天井裏に入った外気の逃げ場所が無くなり

動けなくなってしまい

外壁通気層内の外気も同じく動けなくなります。

 

そうなると更に

外壁通気層内の空気が循環する事で

室内からの湿気を逃がしていたメカニズムが崩れて

外壁通気層内で結露が発生してしまう事になります。

 

それを解消する為に

軒天換気材を設置すれば多少は空気が循環します。

 

では

軒天材を張った下側に通気見切りを設置して

外壁通気構法を完結していれば

外壁通気内の外気は

循環しますので結露はしませんが

 

玄関ポーチの天井裏は

室内側の湿気が天井裏に溜まってしまい

天井裏で結露する可能性が考えられますが

 

その可能性は少ないと考えます。

 

私見として

車庫の天井裏の事も考えた場合

軒天換気材よりも

 

天井裏の空気を動かさない

通気見切りを設置した方が無難と考えます。

 

では

このブログで

何回か前に不具合施工として取り上げた

 

下記写真②は

外壁透湿防水シートを

梁まで張り上げていないので

断熱材が見える不具合施工の場合はどうか?

 

【写真②】

 

 

上記写真②の様に

防風材の役目としての

外壁透湿防水シートが無い状態であっても

天井裏の空気が動かない通気見切りであれば

 

玄関ポーチ天井裏の空気が動かないので

外気の湿気が室内に入り込んでしまう可能性が

少ないと考えた場合

 

外壁透湿防水シートを梁まで張り上げていない施工は

不具合施工である事は変わりませんが

 

天井裏の換気や通気に関しては

それほど目くじらを立てる程でもないのかな?

 

 

今日の纏めとして

通気見切りと軒天換気材の用途・性能が

各メーカーによって違いますので

 

よくよく商品の用途を理解して

どちらを設置すれば良いかをよく考えて下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

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今回は、これで終わります。

 

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