2024/02/25
今回は、<建物状況調査にはセカンドオピニオンで対抗!>についてお話をします。
今日のお話は
売主側が実施する「建物状況調査」のお話です。
既存住宅の個人間売買の場合は
意外と「建物状況調査」の実施が
普及しているのかな?
先日も
建物状況調査報告書の一部と思われる資料を
見る機会が有りました。
見せて頂いた資料には
1、2階の各居室1部屋の床6点の計測値と
壁各面の各1箇所の
傾斜計測数値が書かれたレベル傾斜測定図と
基礎のひび割れの位置図と
ひび割れ計測写真です。
そのレベル傾斜測定図には
床の最大傾斜が2.0/1000と
壁の最大傾斜が1.0/1000で
後は
基礎ひび割れ幅の最大が0.55㎜でした。
一般のエンドユーザーは
この報告書の説明を
仲介業者から説明を受けているはずです。
仲介業者がエンドユーザーに対して
どの様に説明しているかが知りたい所ですね!
もし(推測)
床・壁の傾斜は
許容範囲の6/1000より小さいですね。
基礎のひび割れは
許容範囲の0.50㎜を少し超えています。
と言うくらいしか
説明はしないでしょうね!
その時に
エンドユーザーから
基礎のひび割れは大丈夫ですか?
っていう質問に対して
仲介業者は
大丈夫とは絶対に言わないで
許容範囲が5/1000ですからね!と
「大丈夫だと思います。」を口に出さずに
ほんのチョット
オーバーしているだけですからねぇ!
と言葉尻を濁して
その後に一言
この建物を購入したいと思っている方が
順番を待ってますので・・・・。☜悪魔の囁き(仲介業者の常套手段)
後は
お客様自身で判断して下さい!って言うのかな?
エンドユーザーは
特にこの既存住宅が
欲しくてたまらなかった場合は勿論
そうでなくても
自分の次に
次の欲しい方が
待っていると言われたものだから
その一言で冷静さを失くしてしまい
自分の思いたい方へ思考を変換して
許容範囲を少し超えた位だけだから
問題無しと決め込むのでしょうね!
今日の纏めとして
この様な時に重宝するのが
「建物状況報告書」を内容をチェックできる
経験豊富なインスペクターへ
セカンドオピニオンを依頼しませんか?
宅建業法改正時にもブログにアップしていましたが
再度分かり易くしてアップしました。
「建物状況調査」の報告書を基に
足らずの調査を少しするだけなので
日にちも時間も思ったよりもかからずに
建物の総合判定が出来ますよ!
セカンドオピニオンを依頼して
仲介業者の
悪魔の囁きに対抗しませんか?
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.8km 14,002歩
トータル168日目
距離1,548.5km 2,048,549歩