2024/03/04
今回は、<妻側外壁通気構法遵守の為に通気金物は必須!>についてお話をします。
今日のお話は
妻側外壁通気のお話です。
下記写真①を見て下さい。
この建物は
片流れ軒ゼロの
新築分譲住宅の妻側の写真です。
上記写真①を見れば
明らかに妻側外壁面の屋根との取合い部分に
外壁通気用の出口金物が見当たりません。
見当たらないと言うより
出口金物は最初から設置していませんでした。
私見としては
下記写真②の様に
出口金物を設置して欲しいと考えます。
上記写真②の様に
妻側外壁と屋根との取合い部分に
出口金物が設置していれば
建物の耐久性能を考えた場合は
外壁通気層の中で
通気が滞る事が無いので安心ですね!
では
上記写真①の場合はどうか?
もし
サイディング下地を胴縁で
通気層を確保している場合は
外壁通気層内で通気が滞る可能性は
大変大きいと考えます。
それでも工務店側は
下記資料①の様に
妻側の外壁通気は
軒先側へ逃げるから問題無いと言い張ります。
まぁ
100歩譲って
外壁サイディング下地を胴縁で通気層を確保せずに
サイディング通気金具工法で施工する場合は
下記資料①の様に
妻側の外壁通気が軒先側へ逃げる案は
理論上は認めざる負えないと考えます。
ただし
片流れ屋根の場合のみです。
切妻屋根の場合はNGですからね!
今日の纏めとして
片流れ屋根の
妻側外壁通気構法を考えた場合は
基本は
外壁と屋根との取合い部分に
通気出口金物として設置するべきです。
しかし私見として
100歩譲って
サイディング通気金具工法で施工する場合は
軒先へ通気が逃げる事は理論上は認めます。
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
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今回は、これで終わります。
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