2024/03/08
今回は、<壁計測間距離2mの計測補助器具として!>についてお話をします。
今日のお話は
先日
クレーム沙汰になっている壁傾斜を計測した時の
壁傾斜計測の為の計測補助機のお話をします。
住宅診断に於いて
壁や床のレベルを簡易計測する場合
長さ600㎜のデジタル水平器を使用します。
デジタル水平器では
㎜ / m
つまり
1m当たり何㎜傾斜しているかを
簡単に数字でデジタル表示されます。
なので
一々計算をしなくても良いのです。
傾斜の判断基準を
品確法の第70条の規定に基づく
住宅紛争処理の参考となるべき技術基準として
壁又は柱の
計測間距離を2m程度以上の距離になっています。
600㎜のデジタル水平器では
計測間距離を2m程度以上の距離を計測出来ません。
そこで考えたのが
下記写真①の様に
2m丁度の計測間距離を計測できる補助器具に
デジタル水平器をセットさせる事によって
住宅紛争処理時の参考傾斜数値として
使用できる様に考えたのです。
実践として
先日のクレーム沙汰になっている建物の
壁傾斜計測に使用しました。
下記写真②が
実際に柱を計測している写真になります。
上記写真②の様に
デジタル水平器をセットした
計測補助器具を柱に当てるだけで
丁度2mの
計測間距離の傾斜数値が
デジタル数字で表示されます。
この計測補助器具が優れている所は
概略図①の様に
コの字になっていますので
計測する壁が凹凸があっても
計測間距離2mの2点のポイントで
壁の傾斜が計測できる事と
レーザーレベルで
2m程度の距離間の2点を計測するよりも
遥かに正確で簡単に計測出来る事です。
インスペクターの皆さんが
何故この様な補助器具を
手作りしないのかが不思議な気がします。
まぁ
一般の住宅診断では
もし
壁に凹凸が有った場合は
600㎜のデジタル水平器で
壁の上中下の3か所を計測して
その平均値が
傾斜数値として認められている事と
計測箇所も各階一部屋しか
計測しないからなのでしょうね!
今日の纏めとして
上記写真①の補助器具を使用して
下記写真③の様に
家具などが多い場合のタタミの部屋の床傾斜傾向を
大まかにチェックする場合にも利用できます。
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
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