2024/03/10
今回は、<住宅の耐久性能には外壁通気構法は必須!>についてお話をします。
今日のお話は
外壁通気構法が何故必要なのか?のお話です。
このブログで
何回も何回も
外壁通気構法の必要性をアップして来ました。
今回は
住宅保証機構の資料に
分かり易いポンチ絵が有ったので
そのポンチ絵でお話します。
下記ポンチ絵①を見て下さい。
室内で人が生活する上で発生する水蒸気が
壁の中の断熱材に浸入している絵です。
袋入りの
グラスウール断熱材で説明すると
グラスウールの室内側の袋の材質は
防湿フィルムになっています。
本来であれば
室内の水蒸気は
断熱材の中に浸入しないと考えますが
もし
浸入した水蒸気が有った場合は
その水蒸気を速やかに
通気層側の透湿防水シートを通して
外壁通気層から外部に
排出させなければなりません。
下記ポンチ絵②が
外壁通気構法の仕組みを
分かり易く説明したポンチ絵です。
上記ポンチ絵②は
基礎の上に有る
土台水切り上部から外気が入り
通気層を通って軒天換気金物から
外部に排出される仕組みになっています。
なので
外部に通気が排出される為には
軒天換気金物が無ければ
外部に排出されない事が
良く分かると思います。
ポンチ絵①に描いている通り
室内側から浸入して来る水蒸気以外にも
室内と外気の温度差により発生する結露が
外壁透湿防水シートまたは
断熱材の中に発生しますので
その結露を
通気層を通る通気で軒天換気材から
外部に排出する仕組みとしても
考えられています。
つまり
土台水切り(通気の入口)と
軒天換気材(通気の出口)がセットになって
初めて
外壁通気構法という仕組みが
完成されるのです。
今日の纏めとして
妻側外壁通気の軒天換気材が無くても
軒先側に通気が逃げるから問題は無いと
工務店は
屁理屈を言って逃げますが
本来であれば
軒天換気材がセットとして
取り付けられていなければならないのです。
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
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