2024/03/15
今回は、＜ブラック入りした工務店はホワイトに入れる？＞についてお話をします。
今日のお話は
瑕疵保険法人の検査員が実施する
現場検査のお話です。
先日
ある工務店の新築３階建て分譲住宅の
基礎配筋検査に行って来ました。
この工務店は
何年か前に工事中の現場を見せて頂いて
何箇所か指摘をさせて頂いたのですが
結局何も直さないまま施工されました。
なので
この工務店は
私の中ではブラックリスト入り。(笑)
なんと
その工務店の現場を
検査に行く事になったのです。
現場の担当者（現場監督）とは
何回か電話やメールでやり取りをしていて
なかなか
細かい所までメールして来ていたので
これなら
少しは安心かな？って思っていたのです。
で
実際初めて現場でお会いして
色々と話して見ると
地方の大手ハウスメーカーを定年退職？して
今の工務店に２年前に入社したとの事。
なので
外壁通気などの
納まり等の話は通じていました。
しかし
その後の電話での会話の中で
この工務店の方針に沿った工事を
しなくてはならないとの事で
現場でお話した様な
常識的な施工はやらないとの事！
凄くガッカリでした！
やはり
ブラックリスト入りした工務店は
やはりブラックのままでした！
少し話が変わり
その現場の基礎配筋検査で
私から何箇所か指摘しましたが
私が帰った後に
瑕疵保険法人の検査員が
基礎配筋検査に来られて
何も問題無しと言われたそうです。
しかし
私からの指摘部分を
瑕疵保険の検査員に伝えたところ
瑕疵保険法人としては
瑕疵保険を引き受ける事が仕事との事！
つまり
そこまで厳密には検査はしていないと
開き直ったと思われても仕方が無い様な
事を言われたそうです。(笑)
今回偶々
私が先に配筋検査をしていて
不具合を見つけていたから
まだ良かったのですが
新築分譲住宅の場合は
設計事務所の建築士が
検査しない場合が多いですので
瑕疵保険法人の
検査員だけが検査する現場が
殆どという事です。
特に３階建ての場合は
構造計算をしますので
基礎の配筋は複雑になりますから要注意！
何が言いたいかと言うと
工務店が
請け負う注文住宅が
工務店の自社設計の場合は
その工務店の現場監督が
事前に配筋検査をしていれば良いのですが
以前のブログでも書いた様に
現場監督は
現場の段取り屋さんなので
恐らく現場監督は
特に３階建ての
構造計算をした基礎配筋は複雑なので
職人任せと
瑕疵保険検査員任せでしょうね！
という事は
配筋検査は瑕疵保険法人の
検査員だけが検査する事になりますので
上記の様な不具合が有っても
瑕疵保険の検査は合格します。(笑)
今日の纏めとして
ブラックリスト入りした工務店に
現場経験豊富で現場知識が有る
現場監督が入社しても
その現場監督の立場が弱いので
工務店の考え方に沿った現場の納まりに
残念ながらなってしまいますね！
それと
瑕疵保険法人の検査に
合格したからと言って
その建物は
安心・安全な建物ではない事が
分かりましたでしょうか？
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須！
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか？
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離１１.３km １４,９５７歩
トータル１８７日目（休んだ６日間含む）
総距離１,６８３.０km 総歩数２,２２６,６９６歩
