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外壁サイディング下地は通気金具工法が必須ですよ!

今回は、<外壁サイディング通気下地は通気金具工法で!>についてお話をします。

今日のお話は

外壁サイディング下地を

胴縁による通気構法

実大実験してみるとNGになったお話です。

 

一般的に外壁仕上げには

外壁サイディング張りが大変多いと思います。

 

外壁サイディングの場合は

外壁通気構法が必須条件ですが

 

何故か?

外壁通気構法にしなくても

建築基準法違反にはなりません。

 

しかし

住宅の耐久性能を考えた場合は

外壁通気構法は必須ですからね!

 

では

外壁通気構法が何故必要なのか?

 

このブログにも

何回も記載している通り

 

極簡単に言うと

室内からの湿気を

外部に排出させる事が必要だからです。

 

室内からの湿気を

通気層を通して外部に排出する仕組みが

外壁通気構法なのです。

 

【参考資料】

 

 

ここから本題に入ります。

外壁サイディング張りで

通気層を確保する為に

 

今でもまだ

胴縁を使用する場合が有ります。

 

下記概略図①は

この胴縁下地の通気の流れを

分かり易く書かれて概略図です。

(RigaloさんのYouTubeより借用)

 

【概略図①】

 

 

 

新築住宅の

瑕疵保険に加入する条件として

 

外壁サイディングの場合は

外壁通気構法の施工が条件なので

 

住宅瑕疵保険の設計施工基準にも

通気層内の空気の流れのイメージ図が

記載されています。

 

ここからが本題の核心です

通気層を確保する為の胴縁下地

実大実験の結果として

役に立っていない事が判明したのです。

 

下記資料①は

日経クロステックが

約4年前に実際に煙を使って

実大実験をした結果を纏めています。

 

【資料①】

 

 

前置きが長くなったので

結果を簡単に説明します。

 

上記概略図①の

最初の縦胴縁の場合は

開口部下の赤丸部分

空気が流れる様にすき間が空けていますが

 

煙を使っての実大実験では

その赤丸部分のすき間から煙が

縦胴縁の位置によって違いますが

横に移動せずに停滞したままでした。

 

上記概略図①の

次のの場合は最悪で

 

空気が横胴縁のすき間から上に流れずに停滞し

コンピューターで解析した結果も同じでした!

 

 

今日の纏めとして

外壁サイディングを採用する場合は

 

コストがアップする

胴縁をクロスさせる方法が有りますが

 

コストが気になるのでしたら

空気の動きを妨げない

通気金具工法をお勧めします!

 

注文住宅を依頼される方で

外壁サイディング工法の場合は

 

下地を

縦胴縁又は横胴縁はNGですからね!

工務店によく相談して下さいね!

 

そう言えば

最近は通気金具工法の現場しか見なくなったなぁ~。

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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