2024/03/28
今回は、<大手ハウスメーカーの家も作るのは職人です!>についてお話をします。
今日のお話は
大手ハウスメーカーの建てる住宅は安心なのか?
についてのお話です。
住宅診断を実施していると
たまに
不具合事象が発生して
ハウスメーカーとトラブルが有った方から
その不具合事象の補修が
間違いなく直っているかを
確認して欲しいと依頼を受ける事が有ります。
今回は
隣の県からの依頼でしたので
高速道路を走らんといけんと思い
一瞬悩んだのですが
調査に行く事にしました。
不具合の内容は
2階のキッチンから漏水で
キッチンの下の居室の天井を
全部剥いだ状態のままになっていましたので
この事から考えて
相当な漏水だったのだろうと想像できます。
最初に行った調査は
天井廻りの構造材が
もう乾燥しているかどうかのチェックを
含水率計で計測した結果
これは問題は有りませんでした。
キッチンの排水管も
完全に見える状態になっていて
防音材を巻いていました。
手で触った感じでは
既に表面は乾いている状態でしたので
問題無いかな?と思ったのですが
念の為に
赤外線カメラで
排水管部分をチェックして見ました。
そしたら何と
排水管のエルボーの箇所が
赤外線カメラで真っ青に
映っているではありませんか!
この事から
排水管のエルボー部分に
まだ湿気が有る可能性が有る事を
お伝えました。
その後に
今回の漏水で
床もそうとう濡れたらしく
床下の状態も
調査して欲しいと依頼を受けたので
床下に入っての調査を実施しました。
結果としては
漏水関係の水シミ等は
確認されませんでしたが
漏水関係以外で
大きな不具合を発見しました!
その不具合とは
排水管を床に貫通する為の
開けた穴が間違っていたのか?
何と3か所ほど
床の断熱材に直径50㎜位の穴が
開いたままになっていました。
このハウスメーカーは
高断熱高気密で有名な会社なのに
この様な
初歩的なミスをするのか?
とビックリしました。
せめて
発泡ウレタンで間違えて開けた穴を
埋めていれば問題無かったのですが・・・・。
結局
大手ハウスメーカーでも
工事は職人がする事なので
この様な
不具合が発生する事が有ります。
この事から考えると
大手ハウスメーカーが建てる住宅は
皆さんは
安心だと思われていますが
工事をするのは職人さんなので
ミスは出て来ますよ!
今日の纏めとして
大手ハウスメーカーだから
有名な工務店だから
不具合は発生しないと思われがちですが
工事をするのは職人さんですので
不具合事象は
大手ハウスメーカーでも発生します!
注文住宅を依頼する時には
新築各工程検査は必須ですよ!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離11.2km 14,449歩
トータル200日目(休んだ6日間含む)
総距離1,818.6km 総歩数2,408,405歩