2024/03/30
今回は、<基礎櫛引き仕上げの場合はクラックに要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
基礎の仕上げ方法の
櫛引(くしびき)仕上げには
要注意のお話です。
下記写真①を
よ~く見て下さい。
この写真の基礎に
最大0.50㎜幅のクラックが入っています。
私も最初の
既存住宅瑕疵保険検査では
発見出来ませんでした。
たまたま
室内の傾斜計測忘れが有ったので
次の日に現地へ行った時に発見したのです。
櫛引仕上の場合は
太陽光の強さと向きによって
全然気が付かない場合が有りますので
要注意ですからね!
上記写真①を見て
果たして
何人の方が分かったでしょうか?
下記写真②の
赤丸で囲った所に
クラックが有ります。見えますか?
この
櫛引き仕上げの場合は
そもそも
ひび割れが入っているのを
分からない様にする仕上げ方法ですので
直ぐには
分からないのも仕方が有りません!
基礎のひび割れは
0.50㎜以上のクラックの場合は
瑕疵が存する可能性が高いになります。
既存住宅瑕疵保険の場合は
劣化事象として補修を実施しないと
瑕疵保険検査には合格しません!
ただし
モルタル仕上げ面の
表面のみのひび割れの場合は
瑕疵が存する
可能性が高いには当たりませんので
瑕疵保険検査には合格します。
下記写真③は
このひび割れ幅を計測した時の写真です。
見ての通り
ひび割れ幅が0.50㎜有りました!
がしかし
ピアノ線でひび割れの深さを計測した結果
1cmも入りませんでしたので
モルタル仕上げのみの
ひび割れと言う事で
瑕疵が存する可能性は低いになりました。
上記写真③の様に
ひび割れ幅が0.50㎜有っても
発見しにくいのが櫛引き仕上の特徴です!
今日の纏めとして
既存住宅を購入する前に
もし
基礎の仕上げ方法が
櫛引き仕上の場合は
よくよく
慎重にチェックして下さいね!
以前のブログにも書いている通り
基礎のひび割れの位置で
その建物の不同沈下の
有無及び方向が分かりますので
基礎のひび割れは
必ず位置を特定して下さいね!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離11.4km 14,922歩
トータル202日目(休んだ6日間含む)
総距離1,841.5km 総歩数2,438,208歩