2024/03/31
今回は、<耐久性能とヒューマンエラーとの関係として!>についてお話をします。
今日のお話は
住宅の不具合の殆どが
ヒューマンエラーというお話です。
因みに
ヒューマンエラーを簡単に説明すると
人為的過誤や失敗(ミス)の事です。
住宅は
職人が図面や現場監督の指示で
工事を進めて完成させます。
職人も人間で
どうしても思い違いや勘違いが有りますので
施工の方も
同じ様に思い違いや勘違いのまま
仕上げてしまいます。
不具合の全てが
職人の故意とは限りませんが
無意識のうちに不具合を作り出しています。
もし
現場監督がシッカリと現場監理をしていれば
職人のヒューマンエラーは半減すると思いますが
ゼロにはならないでしょうね!
何故なら
現場監督は一つの現場に
付きっきりでは有りませんから!
今日の纏めとして
職人や設計者のヒューマンエラーが有ると
建物の耐久性能の劣化加速が
早くなる事が考えられます。
例えば
断熱材の設置の仕方が悪ければ
結露と言う不具合が発生しますし
外壁透湿防水シートの張り方が悪ければ
漏水と言う不具合が発生してしまいます。
これらの不具合は
殆どが直ぐには発見されず
じゅわじゅわと
不具合が発見される迄
建物内部を蝕んで行きます。
なので知らない間に
建物の耐久性能が劣化してしまいます。
だから
「断熱材充填検査」と
「外部防水下地検査」は重要なのです。
これらの検査を
事前に実施すれば不具合箇所は指摘できますので
注文住宅を
依頼されている場合は
工務店に相談して
第三者の各工程検査を入れる事をお勧めします!
ただし
工務店側も大手第三者検査会社に
各工程検査を依頼している場合でも
施主自身で探したインスペクターに
工務店とダブっても良いので依頼しましょう!
何故ならば
工務店側が依頼する大手第三者検査会社は
あくまでも
工務店側の工事に
瑕疵が無い事を証明させる為に
検査を実施します。
しかし
当の検査員は
全体の検査をキチンとするのではなくて
検査した証として
写真を撮る決められた箇所で
問題が無い箇所の写真を撮る事が
メインになっている検査員の方がいます。☜反感を感じる方がいるかな?
何故ならば
雇われ検査員が一現場の検査で
貰える金額は極々わずかで
一日に何件もの現場を
検査しないと日当になりません。
この話は
当社に面接で来られた検査会社大手検査員の
生のお話ですので他の検査員の方も
大なり小なり同じだと考えます。
工務店側は
会社の姿勢として大手第三者検査会社に
施主に対して
善意と思って依頼していますが
写真を撮る箇所も決められていますので
その個所の写真を撮ってしまえば
検査終了です。という検査内容です!
施工品質迄は検査しませんからね!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離13.9km 18,336歩
トータル203日目(休んだ6日間含む)
総距離1,855.4km 総歩数2,456,544歩