2024/04/07
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<海抜高さの標識から浸水深さが想定出来る!>についてお話をします。
今日のお話は
海抜0.0m以下には要注意!というお話です。
海抜とは
東京湾の平均海面を基準にした高さとの事です。
先日
いつもの通りウォーキングをしていたら
下記写真①の様に
少しショッキングな標識が目に入りました。
え”ぇ~~!
ここの地盤面は海抜0.0mでは有りませんか!!
帰ってから
広島県津波浸水想定図を調べて見たら
想定される浸水深さが
3.0m以上4.0m未満の地域になっていました。
海抜0.0mと
浸水深さ3.0m以上4.0m未満を基準に考えれば
後は
その海抜の高さから
広島県津波浸水想定図を見なくても
概算で津波による浸水深さが想定できますね!
この事は
新しい知識としてインプットして置こう!
今度は
津波による浸水深さではなくて
上記写真①の
海抜0.0mの標識を見て
今まで
現場で経験した不可解な疑問に
光が灯された様な気分になりました。
一つは前職の時に
新築した住宅のカーポートのコンクリート土間の一部が
陥没した案件が有ったのです。
コンクリート土間の下側まで地下水位が有って
どう見ても家からの排水漏れなどではない事だけは分かったので
何故だろうか?って考えてもハッキリせず
地下水の水道(みずみち)が有ったのだろうで
陥没部分にセメントを流して補修しました。
この家の場所と
海抜0.0mの標識が有った場所と
そんなに離れていなかった事から
海も近い地域なので
海抜0.0m以下の所は
特に大潮の時などになると
地表近くまで水位が
上がって来るのではないか?
と想定しました。
もう一つは
下記写真②の様に
住宅診断を実施した時に
地盤の表面が湿っていたのです。
この場所も今思えば
上記写真①の海抜0.0mの標識から
そんなに離れていない住宅でした。
この空きやの住宅を診断した時に
給排水漏れも無いはずなのに
何故だか地表面が湿気ていたのです。
この時も上記の事が頭に浮かんで来たので
海に近いので
地下水位が高いのではないかと考えたのですが
ただ漠然として
ハッキリと言えなかったので
地表面の湿気の原因が分からないので
詳細な調査が必要と説明しました。
しかし
上記写真①の海抜0.0mが
この2つのモヤモヤを
スッキリさせてくれました。
つまり
海に近い地域で
海抜0.0m以下の地域であれば
敷地地盤表面まで
水位が上がって来る可能性が
有るという事が分かりました。
今日の纏めとして
海抜が低い地域に家を建てる場合は
出来るだけ
高基礎の住宅を計画して
津波による浸水に備えましょう!
また
地下水位が高い事が想定されるので
地盤からの湿気防止の為の工法(ベタ基礎?)と
敷地の陥没対策を考えましょう!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.5km 12,263歩
トータル210日目(休んだ6日間含む)
総距離1,936.4km 総歩数2,563,022歩