2024/04/18
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します！
今回は、＜耐震診断と住宅診断とは全く別物ですよ！＞についてお話をします。
今日のお話は
ある工務店のリフォーム課が調査した
耐震診断報告書を信用して？
リフォーム工事を着工したお話です。
ある設計事務所の先生が受けた
リノベの設計監理物件のお話を
伺っていた時に
新耐震基準以前の２階建て木造住宅を
耐震診断した結果
布基礎に鉄筋が
入っている様だとの事で
それを前提として
契約及び工事が進められていました。
私は
今までの経験から
基礎に鉄筋は入っていないと
その設計事務所の先生に
説明させて頂きましたが
基礎の写真に
鉄筋のサビ汁の様なものが
何箇所か写っていたので
へぇ～そうなんだと？首を傾げながら
では是非
その基礎が見える状態になったら
コンクリート探査機で
鉄筋の有無を調査して見ますので
日時が決まったら
教えて下さいとお話をしました。
で今日早速
調査が出来る様に
床を全部解体したとの事でしたので
調査にお伺いさせて頂きました。
建物の中に入って
真っ先に目に入ったのは
下記写真①の
基礎が大きくひび割れた箇所でした。
上記写真①の
ひび割れ幅は計測しませんでしたが
最低でも５.０㎜は下らないと見ました。
もう
この基礎のひび割れを見ただけで
鉄筋が入っていない事を確信しました。
実際に
コンクリート探査機で調査した結果
土台を止めるアンカーボルト以外は
鉄筋の反応が有りませんでした。
上記写真①は
間仕切壁の基礎部分でしたが
簡単に説明すると
その間仕切り基礎のひび割れを中心に
両側外壁側基礎立上りにも
同じ様な大きなひび割れが
入っていました。
恐らく
建物の床レベルを計測しなくても
床の傾斜は
への字の傾斜計測結果が出ると思います。
このひび割れの
原因の大きな一つとして
建物の短て側近くに
比較的高低差が有る法面が有ったのです。
その法面側に建物が傾いている
基本的な不同沈下のパターンでした。
ここで話を最初に戻すと
そもそも
ある工務店のリフォーム課が調査した
耐震診断は何だったのだろうか？
設計事務所の先生によれば
基礎にひび割れが入っている様な事は
聞いていないとの事でしたが
恐らく
耐震診断の計算では
基礎の劣化係数を入れて
計算していると思います。
ここで私見として
設計事務所の先生が
耐震診断を実施した結果
家の傾きの報告も
基礎のひび割れの報告も無かったので
この建物は
リフォーム工事する時に
耐震補強をしっかりして置けば
良いと勘違いしたのではないでしょうか？
で
解体してスケルトン状態になって
初めて基礎のひび割れや
鉄筋が入っていない事が分かって
唖然となり
住宅診断をしておけば良かったと
思ったのかな？
果たして
実際にどの様に判断して
工事を進めるのだろうか？
取り敢えずは
基礎ひび割れ補修として
カーボンシートの施工業者と資料を
設計事務所の先生に
メールしておきました。
今日の纏めとして
耐震診断を実施したから
住宅診断も実施したと
勘違いする方が居られますが
耐震診断と住宅診断は
全く違いますから要注意！
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須！
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか？
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
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