2024/04/19
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<築古既存住宅の基礎強度には要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
築古既存住宅の基礎強度のお話です。
前回ブログの続きで
フルリノベの為に柱・屋根以外は
スケルトン状態の現場にお伺いして
コンクリート強度を計測してみました。
下記写真①は
その時の写真になります。
上記写真①を見て分かる様に
基礎立上り部分の上部(赤丸部分)に
コンクリートの表面が巣になっていて
実際に計測する為の
適当な場所が見つからない状況でした。
この基礎表面の状態は
経年劣化によるものなのか?
それとも施工が雑だったのか?
どちらにしても
赤丸部分でコンクリート強度を計測しても
全然数値が出ませんので
計測する意味が有りません。
計測用の用紙に25箇所の
計測が出来る穴を開けていますが
この建物の場合は
一番上の5個の穴では計測しませんでした。
今回の場合は
全部で3か所を計測しました。
1か所目の測定値の平均値が
26.55で角度補正は0で考えて
算定式に入れる数値は「26」になります。
算定式(Fc)は
1.27×「26」ー18=15.02N/㎜2
15N/㎜2 < 21N/㎜2 となり
結果としてコンクリート強度不足になります。
後の2か所の結果は
18N/㎜2 < 21N/㎜2 と
20N/㎜2 < 21N/㎜2 になり
結局
3か箇所共
強度不足になりました。
なので
もしこの建物に
リフォーム瑕疵保険を掛けようとしても
何らかの
補強工事が必要になりますね!
基礎に大きなひび割れが有ったり
基礎の強度不足が有ったりで
大変だと思いましたので
基礎補修及び補強として下記資料①を
設計事務所の先生にメールしました。
今日の纏めとして
築古既存住宅をフルリノベする場合は
よくよく事前に
住宅診断を実施しませんか?
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
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