2024/04/22
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<新築分譲住宅の施工品質はこんなものですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅の施工品質のお話です。
新築分譲住宅を施工する工務店は
それなりに
施工をしている現場は見かけます。
そんな中で
ワクワクドキドキの工事中の現場では
外からしか見えませんが
基礎工事に関しては
立上りコーナー部の
D13の鉄筋が入っていない施工不良や
特に底盤部分の
かぶり厚さ足らずが目立ちます。
また
ホールダウン用のアンカーボルトで
Zマークのアンカーボルトを使用して
埋め込み深さ足らずも
滅多に見なくなりましたが
やはりまだ有りますね!
この前
初めて見たのですが
基礎外周廻りにも捨てコンを
打っていない現場を見ました。
これには
うぅ~・・・と唸ってしまいました。(笑)
コストダウンの為に
ここ迄手を抜くのか?
そもそも
捨てコンに関しては
いつの間にか外周廻りにしか
打たなくなっていましたね!
捨てコン打ちは
墨出しの為に必要と考えられていますが
施工品質の面で
ベタ基礎底盤部分の
鉄筋とのかぶり厚確保の為に
打っていた方が良いです。
まぁ
今では設計図書の矩計図等にも
底盤部分の捨てコンは
記載されていませんので
捨てコンを打っていなくても
契約不適合にもなりませんけどね。☜悲しいね!
外壁工事に関しては
外壁透湿防水シート張りの
基本中の基本で
シートとの重ね幅足らずや
シワシワ状態のシート張り施工
さらに
バルコニー手摺部分と
外壁面との取合い部分の納まり不良などの
現場を見る事も有ります。
インスペクターとして
どうしても気になるのは
住宅の耐久性能に直接かかわる
外壁通気金物設置の有無ですね!
この件に関しては
私見としては
建築基準法違反と考えていますが
世間一般では
何故か見逃されています。
しかし
瑕疵担保責任保険に加入する条件や
確認申請図書に外壁通気の
文言が記載されていますので
契約不適合責任には問えるはずです!
新築分譲住宅の住宅診断で
床下や小屋裏
そして外気に接する床の断熱材を
見る事が出来ます。
この中で
特に悪い(酷い)のが
車庫などの天井裏で見られる
上階居室の
外気に接する床の断熱材です。
下記写真①が
床に壁用の断熱材を設置した
不具合写真です。
上記写真①の様に
壁用の袋入りグラスウールなどを
床に転用すること自体NGです。
根太などを取付けて
壁に設置する様に
断熱材を設置すれば
まだ良いのですが・・・・。
残念ながら
その様な現場は
見た事が有りませんね!
新築分譲住宅の場合は
ほぼ大なり小なり同じ様な
不具合が存在します!
新築分譲住宅を購入される時に
住宅診断を実施して
上記の様な不具合が出た場合
売主が直して頂ける範囲だけでも直して貰うか
それとも
住宅診断を実施しないで
上記の様な不具合を見ないで済ませるかは
購入される人それぞれの
考え方が有りますので
よくよく考えて見て下さいね!
今日の纏めとして
準防火地域の3階建て住宅の場合は
上記内容以外に
建築基準法の規制に絡んだ不具合が出て来ますが
この話は
また何時かアップしますね!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.7km 13,813歩
トータル225日目
(休んだ6日間含む)
総距離2,099.7km
総歩数2,773,870歩