2024/05/12
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<フラット35S金利Aプランは必須ですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
フラット35S金利Aプラン仕様のお話です。
新築分譲住宅で
売主側からフラット35S金利Aプランで
申請して欲しいと依頼が有りました。
但し
出来るだけギリギリの仕様でとの事でした。
最初に計算した仕様として
サッシは
防火設備が必要だったので
網入りガラスを使用する為に
樹脂・金属の複合サッシ
Low₋E複合ガラス7㎜以上14㎜未満で
日射遮蔽型として
開放部の熱貫流率は3.49w/(㎡K)
断熱材は
天井はロックウール厚さ155㎜
壁はロックウール厚さ100㎜
床は押出法ポリスチレンフォーム厚さ65㎜
を入力して計算してみました。
計算結果
UA値0.60をクリアしませんでした!
クリアすればラッキーと思っていましたが
まぁ
断熱材はこれで問題は無いはずなので
サッシを一つ一つ
メーカーの自己適合宣言書に記載している
数値を入れるしかないと諦めました!(笑)
下記資料①が
引違い窓の自己適合宣言書(附属書)です。
サッシ一つ一つの数値は
ガラスが透明か型かによっても
サッシの形状によっても
日射熱取得率や
開口部の熱貫流率が違ってきます。
なので
間違いやすく面倒なのです。(笑)
この一つ一つの
サッシの数値を入れて計算をしてみると
UA値0.57でクリアしました。
余裕が出たので
今度は床断熱材の厚さを
65㎜から40㎜に入れ替えてみました。
計算結果は
UA値0.59でクリアしましたので
断熱等級5がクリアした事になります。
今度は
もう一つクリアしなければならないのが
一次エネルギー消費量計算です。
ここで大きく影響するのが
給湯設備の熱源の数値です。
今回の場合は
エコキュートを使用するので
一次エネルギー消費量計算に必要な
JIS効率の数値が問題になります。
たまたま
今回使用する性能が良いのか?
JIS効率の数値が3.6だったので
楽勝でクリアすると思っていましたが
思っていた通り楽勝でクリアしました!(笑)
以前のブログでも記載しましたが
住宅ローン減税の借入限度額が
3,500万円まで受ける為には
ZEH水準省エネ住宅としての条件が
断熱等級が5以上及び
一次エネルギー消費量等級が
6以上が一つの条件です。
だからと言って
フラット35S金利Aプランを申請していても
住宅ローン減税3,500万円の
借入限度額が受けられません。
「認定長期優良住宅」か
又は「認定低炭素住宅」を
取得している住宅以外の方は
もう一段
階段を上がらないといけません。
それは
「住宅省エネルギー性能証明書」を
発行して貰わなければなりませんからね!
注文住宅を考えている方は
ここの所をよくよく考えて下さいね!
今日の纏めとして
金利が高いフラット35Sを使用しないで
安い金利のローンを組む場合でも
フラット35S金利Aプランを取得していれば
審査機関でキチンと審査された
断熱等級5以上及び
一次エネルギー消費量等級6以上が
確保されていますので
建築士が発行する事が出来る
「住宅省エネルギー性能証明書」は
発行し易くなりますよ!
この事を考えた場合は
フラット35S金利Aプランを
申請される事をお勧めします!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離11.7km 15,397歩
トータル244日目
(休んだ16日間含む)
総距離2,196.8km
総歩数2,901,848歩