2024/05/24
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します！
今回は、＜契約前にプラン思い込み図面チェックは必須②＞についてお話をします
今日のお話は
「プラン思い込み図面チェック」の続きのお話です。
前回のブログで
「プラン思い込み図面チェック」は必須ですよ！
とお話をしました。
この「プラン思い込み図面チェック」は
新築注文住宅を建てる前のチェックになります。
なので
ここでのお話は
新築工事に関する内容になります。
「プラン思い込み図面チェック」という
サービスを思い付いたのは
今までの住宅診断の不具合や
住宅を購入された方からの
電話相談で分かった事は
施工や設計に問題が有って
事前に気を付けていたら
その不具合は発生しなかったと
思われる事が分かって来たのです。
その不具合は
特に下記２つの不具合です。
①床の傾斜不具合
②雨漏り不具合
①床の傾斜不具合は
１階の床の場合
不同沈下が原因になりますので
新築や築年数が浅い建物には
あまり気にしなくても良いです。
気にしなくてはならないのは
２階又は３階の床の傾斜です。
新築住宅で
まだ人が住んでいないにも拘らず
床に傾斜が有る分譲住宅に
遭遇する事が有ります。
この建物の場合
１００％と言っても過言では無い
原因が有ります。
その原因は
２階又は３階プランの載りが悪いのです。
下記図面①は
その実際の事例です。
上記図面①の
赤丸で囲っている２階床部分が
下がっているのが分かりますか？
その１階部分に柱が無いので
無理な梁の架け方になっています。
つまり
柱の直下率が悪い事と構造区画の計画を
全然考えていない事が
床傾斜（下がり）の原因です。
構造区画の基本的な考え方は
梁の両端を柱で支えると言う
極々基本的な構造の考え方です。
それが出来ていないから
床が下がっても
仕方が無いプランなのです。
次に
②雨漏り不具合は
新築当時には
余程の手抜き工事などが無い限り
雨漏りが発生する事は有りません。
エンドユーザーが
雨漏りだと思われている不具合は
実際は
小屋裏換気が無い建物や
天井断熱材が
キチンと敷かれていない場合に
結露が発生し
天井に水シミ等の不具合が浮いて来ます。
多いのは屋根断熱工法で
屋根に
屋根通気の施工をしていない場合は
酷い場合は
１０年も経たない内に
屋根下地材が結露で腐朽してしまい
天井に
水シミ等の不具合が拡大した時には
もう時遅しで大掛かりな補修工事が
必要になる事も有ります。
結露の場合は
新築住宅瑕疵保険の保証対象ではないので
瑕疵保険の保険は適用除外で
もし
建てた工務店が無くなっていた場合は
自腹で補修するしか
方法が無いという事になります。
簡単に纏めれば
天井断熱材の施工不良と
屋根通気の施工無しは
天井裏に結露を発生させ
天井面に水シミ跡の不具合を発生させます。
この事は
工務店任せにしていても
工務店が直してくれると安易な考え方は
泣き寝入りする原因ですからね！
特に
屋根通気工法の場合は
事前に屋根通気の方法を確認する事で
小屋裏内の結露を
防ぐ事が出来るはずです。
今日の纏めとして
この様に契約前に
「プラン思い込み図面チェック」で確認して
その内容を
請負契約書又は
設計図書に記入する事で
施主が「泣き寝入りする」可能性を
極力少なくさせませんか？
「プラン思い込み図面チェック」は
当社独自のサービスです！
是非とも
活用してみませんか？
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須！
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか？
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離１１.３km １４,９７８歩
トータル２５６日目（休んだ１６日間含む）
総距離２,３２７.０km
総歩数３,０７６,６４０歩
