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現場発泡ウレタン断熱材の使用は止めませんか?

Y&Y設計事務所

住宅診断で幸せな暮らしを応援します!

 

今回は、<現場発泡ウレタン断熱の使用は止めませんか?>についてお話をします。

今日のお話は

断熱材としての

吹付けウレタンフォームのお話です。

 

木造住宅で

吹付けウレタンフォームと言えば

㈱日本アクアの「アクアフォーム」が幅を利かしています。

 

このアクアフォームの性能は

熱伝導率が0.033 W/(m・K)です。

 

吹付けウレタンフォームには

下記の2種類が有ります。

①硬質ウレタンフォーム30倍発泡

②軟質ウレタンフォーム100倍発泡

 

因みに㈱日本アクアの場合

「アクアフォーム」は100倍発泡で

「アクアフォームNEO」が30倍発泡の商品です。

 

性能的には

アクアフォームNEOが30倍発泡が良くて

熱伝導率が0.021 W/(m・K)です。

 

さらに透湿率は

「アクアフォーム」は31ng/m・s・Paで

「アクアフォームNEO」が2.77ng/m・s・Paです。

 

湿気は

「アクアフォームNEO」の方が

「アクアフォーム」より約11倍通し難いのです。

 

この事から

「アクアフォーム」を施工する場合には

防湿(気密)シート張りが有った方が良い様ですね!

 

 

ここから本題に入ります。

下記写真①、②は

断熱充填検査に行った時に

不具合事象として指摘事項に挙げた写真です。

 

【写真①】

 

 

上記写真①を見ての通り

規定より厚く吹かれた面は

スキンカットをする事で厚さを調整しますが

 

規定の厚さに達していない箇所が

クレーターの様に存在します。

 

この写真のままでは

断熱性能が

完全にムラになってしまいますね!

 

下記写真②は

壁と天井裏部分との取り合い部に

断熱欠損が確認されます!

 

【写真②】

 

 

上記写真①、②の様に

吹付けウレタンフォームの断熱材は

 

断熱材の性能にムラや断熱欠損が

発生し易いのです。

 

吹付けウレタンフォーム断熱材で施工した建物を

全て断熱材充填検査で

検査すればまだ良いのですが

 

実際は

殆どが検査をしないで仕上げてしまいます。

 

なので

吹付けウレタンフォーム断熱材の使用を

止めませんか?と言っています。

 

どうしても使用する場合は

必ず断熱材充填検査で検査し

不具合の箇所を補修して下さいね!

 

当社では

極力出来れば

吹付けウレタンフォームの断熱材は

採用しない様にお話をしています。

 

 

今日の纏めとして

現場発泡ウレタン断熱材の施工は

どうしてもクレーター部分が出て来ます。

 

この場合は

断熱性能のムラが出ますので

壁体内結露の原因になりかねませんので

 

極力

採用しない事をお勧めします。

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

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