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木造で夢叶う自由設計の住宅は有り得ない!

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今回は、<夢叶う自由設計の住宅は有り得ない!>についてお話をします。

今日のお話は

お客様の夢(要望)が叶う

自由設計の住宅って

本当は無いと言うお話です。

 

社会人なりたての頃に

入社(転職)した会社は

コンクリートパネル工法の

ハウスメーカーでした。

 

この会社で

営業設計の部署に配属され

 

営業と同行して

お客様のプランの聞き取りをして

プランを作成していました。

 

基本的に

コンクリートパネル工法は

 

2階の

コンクリートパネル(幅900㎜)の下には

 

必ず同じ様に

コンクリートパネルを

配置しなければなりませんでした。

 

450㎜のズレ迄は

許容範囲だったかな?

 

なので

お客様が要望されるプランは

ほぼ無理だった為に

 

木造住宅のハウスメーカーと

競合になった場合は

ほぼプランでは負けていました。

 

唯一

後出しでプランを提出して勝ったのは

 

敷地全体を利用しての

プランを作成した時でした。

 

まだまだ若かったので

木造住宅のプラン自由度には憧れていました!

 

コンクリートパネル工法での

プラン作成の基本は

 

このメーカーの場合は

梁に変わる部材が無かった為

 

2階壁パネルの下には

1階の壁パネルを

配置すると言う規定です。

 

つまり

壁の直下率が重要という事です。

 

この考え方は

物を組み上げる為には基本的な事で

 

木造軸組在来工法では

壁の配置方法(直下率)を

全然考えない事自体が可笑しいのです。

 

それを

木造住宅(木造軸組在来工法)を

プランする設計者や売主・お客が

 

仕様規定の

壁量計算等さえクリアすれば

 

または

構造計算をしていれば

 

自由気ままな(直下率無視)プランが

出来ると勘違いしているだけなのです。

 

建築基準法上では

直下率の規定が無いので

間違ってはないです。

 

しかしその為に

お客様が不利益を被っている事を

 

お客様が

分かっていないだけです。

 

不利益は何かと言うと

直下率が低いプランでは

 

自ずと

梁の大きさが大きくなるので

構造材の材料費が高くなるという事や

 

2階の載り(壁・柱の直下率)が悪ければ

入居する前から

2階の床が傾斜している原因にもなります。

 

何度も書きますが

直下率が低い構造の不利益は

 

全て

お客様自身に

のしかかって来る事を

分かって欲しいですね!

 

例え

許容応力度計算による

耐震等級3の住宅で有っても

 

直下率が低ければ

不利益は何も変わりませんからね!

 

 

今日の纏めとして

注文住宅を依頼される方や

新築分譲住宅を購入される方は

 

建物の

耐震性能にとって

柱・耐力壁・壁の直下率は

 

大変重要ですので

必ずチェックしましょう!

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

距離11.9km 15,648歩

トータル269日目(休んだ16日間含む)

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総歩数3,273,770歩